週末、例によってのITM-KIJ往復。
今回は、酒田経由で秋田までドライブ、建物の建て替えのため閉店が決まってるフレンチの名店「レストラン欅」でランチを食べるのと、道の駅岩城のコテージで一泊して秋田のお酒を飲もうというコンセプトとなっております。
前回、道中のんびりしてしまった結果、到着時間が18時ごろになってしまい、のんびり風呂に入ってたら、道の駅が閉まり、わざわざ10km以上離れたスーパーで買い出しすることになったので今回は余裕のある日程にしようと、ITM-KIJの朝一番の便ででかけた。
7時台の飛行機に乗るの、京都からのシャトルバスだと微妙にギリギリで心細いので乗り合いタクシーを頼んだら出発が4:55とか厳しい時間になり、さらに、前日の夜は会社で飲んでて早寝するの失敗してしまったので、ほぼすっぴんボサボサにて出発。空港のトイレで身支度しようと思ってたのに、道中ぼんやりしてて、すっかりすっぴんボサボサであることを忘れてた。連れと合流して最初のトイレ休憩で鏡見て「うわぁああ」ってなった。体重がやばいのはともかくとして、前夜飲みすぎてむくんだ顔そのまんまで会うの本当によくない。大反省である。心を入れ替えないと。
道中はスムーズに移動できて、酒田について1時間ほど時間があったので、前回行こうとしたけど閉館中だった美術館の喫茶室に行ってみた。ここの喫茶室、眺望ポイントだということになっているんだけど、建物の構造上、喫茶室からは鳥海山が微妙に隠れる構図になっており、なんというか微妙。「松林が邪魔なんだよ」って話を前に弐番丁のご主人に聞いて、そんなに邪魔なのかと思ってて、行ったら本当に言われた通り邪魔だったので笑ってしまった。
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さて、予約時間になったのでレストラン欅に。
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こちらのランチは、庄内の海産物と野菜を丁寧な仕事で料理してある繊細なものだった。
オードブルのヤリイカのファルシは、イカがむっちゃフレッシュ。スープは小松菜のポタージュ、メインは桜鯛と天使エビのポワレ。付け合せの野菜、アスパラとなんか山菜っぽいのが美味しかった。デザートのタルトの苺も小ぶりだけど凝縮された甘みと香り。これが2000円ってすごい。贅沢を言えばワインものみたかった。(運転手に遠慮してやめておいた)
この本を読んで行ってみたいと思ってたのだった。期待裏切られなかった。名店だと思う。
店の調度は昭和を感じさせる古さではあるけど、きちんと手が入っていて老舗の誇りを感じる。ただ、いかんせん建物の老朽化は深刻で、どこもものすごく掃除が行き届いているのだけれども、特にトイレなど快適とは言い難い部分もあり、新しい建物になって生まれ変わったらまた訪れたいと思った。
http://yamagata-np.jp/news/201808/16/kj_2018081600383.phpyamagata-np.jp
そこから途中で道の駅ふらっと鳥海によっていろいろ衝動買い。結局、道の駅岩城についたら4時ぐらいだった。途中から雨が降り、さらにみぞれに変わりだした。チェックインした後、買い出しついでに秋田駅前の菅久商店さんまでお酒を買いに行くことにした。みぞれ混じりの中、なんとババヘラアイス屋さんがいてむちゃくちゃびっくりした。
www.osake.or.jp
一通り買い出し済ませてコテージに戻る途中の道中、完全に雪が積もりはじめていて、さすがにババヘラアイス屋さんは撤退していた。
3月末なのにこの天候。
コテージに戻ってお風呂に入ろうと思ったけど、今回、道の駅鳥海で、あんこうとズワイガニを買ってたので、まず下ごしらえをする。コテージ備え付けの包丁では刃が立たなかったので、あんこうはカニ用のはさみで全部さばいた。歩留まりはよくないけどやむ無し。肝は塩とお酒で洗ってホイルにくるんで蒸した。
800円で買ったあんこうです pic.twitter.com/7mcINjIR1x
— 𝕣𝕚𝕜𝕠✮ (@riko) 2019年3月30日
これがズワイガニ pic.twitter.com/higzfKScYS
— 𝕣𝕚𝕜𝕠✮ (@riko) 2019年3月30日
カニは適当に塩茹でしたけど身は甘いし味噌もしっかり詰まってて、この季節、この値段のわりには満足度高かった。道の駅鳥海はよく立ち寄るけど、生鮮品を道中に買うわけにもいかず眺めるだけで終わってたので、今回、買い物しまくれて嬉しい。
生鮮品ではないけどイチオシがこれ。
道の駅鳥海で買うべきアイテム pic.twitter.com/T9wrcWoGxF
— 𝕣𝕚𝕜𝕠✮ (@riko) 2019年3月30日
くるみが入ったふきのとう味噌。ふきのとうの苦味がくるみ由来のまろやかさで包み込まれており、すごく後をひく。遊佐のふきのとう味噌はくるみが入ってるのかと思ってたけど、生産者が違うバージョンにはくるみが入ってなかったので、この作者さんオリジナルの味なのかと思う。ラベルに名前と住所が書いてあるのでファンレター送りたいぐらい気に入ってる。
さて、宿であんこう鍋と合わせたお酒は出羽富士袋吊り、それから刈穂の春Kawasemi、両方品良くおいしく嬉しい。この間の城崎で買ったカニビールもあってよかった。ただ、4時起きだったので途中で眠くなってリタイアしてしまった。申し訳ない。
翌日は、にかほの白瀬南極探検隊記念館を見学した。ペンギンがいっぱいいて可愛い。
shirase-kinenkan.jp
雪上車の実物に乗れるし、開南丸のレプリカにも乗れる。ちょうかっこいい。南極の氷も触れるし、氷いれたお水(にかほの水道水)も飲ませてもらった。こういうアクティヴィティは、一人では気恥ずかしいので連れがいてよかった。すごい良いところだけど立地としては何もないので人もあんまりいない。あと、白瀬中尉のパネルの横に、よりもい四人娘のパネルが並んでて絶妙な感じだった。
お昼ご飯は酒田のラーメンが食べたいという話になり、有名店の「花鳥風月」に。
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酒田ラーメンは「満月」というお店からの暖簾分けの店が多く、それらは店名に月がつくらしい。花鳥風月は煮干しだけど、そこまで魚臭くないごく上品で淡白な醤油味に、ワンタン由来の肉のコクが加わっておいしかった。エビが一匹まるごとワンタン皮に包まれてるエビワンタンもある。自家製麺の縮れ麺も食べごたえがあって、すっかり満足した。
新潟空港からの帰りの便が遅れて、空港シャトルバスは終わってしまっていたのでモノレールで帰ってきた。最近、毎度遅れてる感じがある。とはいえ、これで25回搭乗達成で、JGC修行(回数)もようやく折り返しとなりました。