内田百間が「お精進の日」を決めていたというのにちょっと憧れがあり、私もお精進デーを作りたいなーと思って考えていたら「ミートフリーマンデー」というものを知りました。
完全にヴィーガンでなく週に1度だけでも菜食にすることによって、ちょっとでも肉食に伴うさまざまな環境負荷を軽減できるとかそういう話なのですが、私はあんまりそういう問題意識はもってなくて、純粋に食文化への興味、好奇心がベースです。
日頃私は、タンパク質や脂質の供給源として、また「旨味」のベースとして、動物性の食物に依存しきっているわけですが、そうではない文化もいっぱいあります。比較的攻めた食生活をやってるほうだと思うから、ベーシックに立ち返るのもまた楽しいのでは?と思ったのです。
月曜にやるというのもちょうどよくて、私はだいたい土日に買い出しにいったり作り置きをするから、月曜を想定した食材の調整がしやすいし、土日のうちにプラントベースなおかずを作っておくというのも可能。さらに土日には外食や飲酒といったイベントもありがちで、月曜に乱れた食生活を戻すというのもまた理にかなってます。プラントベース=健康的というわけではないけどね。
ミートフリーマンデーは特に厳格なヴィーガンでないとダメということもなくて、人それぞれのルールでいいっぽいので、私もレギュレーションを決めました。
- 乳製品は許容するラクト・ベジタリアンスタイル(できれば豆乳やアーモンドミルクを採用するが、ヨーグルトや牛乳はOK、パンとかにちょっと入ってるバターも許容)
- 代用肉は使わない(代用肉食べるぐらいなら火曜以降に美味しい肉を食べればいいので)
- 化学調味料は使う(味の素、ハイミー、緑の味覇。動物性エキスを使ってない調味料は人類の叡智なので)
- 香味野菜類は禁止しない
- グルテンフリーにもしない(貴重なタンパク源だし)
- 豆乳のむとアレルギー反応でる体質なので、大豆の過剰摂取に気をつける
で、これまで作ったもののレシピです。
レンズ豆のカレー
- あらみじんの玉ねぎとにんにくと生姜とカレー粉を炒める
- ピーナツペーストを適宜いれて柔らかくなったらざく切りのにんじんとトマトとレンズ豆入れて少量の水を足しホットクックで適宜煮る
- アーモンドミルク入れてさらに煮つめ、はちみつと塩とヴィーガン用味覇でいい感じに味を調整
- たまたま冷蔵庫にりんごの水煮の作り置きがあったので、それも足したりした
ほうとう風味噌煮込みきしめん
- 白菜、ネギ、かぼちゃ、きのこミックスをみりんとハイミー入れた汁で柔らかくなるまで煮る
- 味噌を溶かし、いい感じの味になったらきしめん入れて煮込む
かぼちゃは煮崩れたほうが好きで、残った汁にアーモンドミルク入れてかぼちゃのポタージュにしたら美味しかった。麺から適度にとろみが出るし。
「炊いたん」
- 醤油、みりん、砂糖、ハイミーで味のベース作って野菜とか油揚げとか麩を適当に煮る
油麩丼
- 仙台麩を水でふやかして絞り、玉ねぎと炒め、「炊いたん」のベースで煮詰めて丼のアタマにする
- ネギと七味たっぷり
オーブントースターでカリカリに焼いた京揚げにナンバ味噌塗ったやつ
- そのまんま
冷奴にリュウジレシピのツボニラ乗せたやつ
- そのまんま。追いごま油すると飛べる。ツボニラのレシピはこれ 悪魔の壺ニラ - 料理研究家リュウジのバズレシピ.com
ポークのないポークビーンズ
- 戻した白インゲン豆を柔らかく茹で、作り置きの玉ねぎドレッシングとケチャップ混ぜたものと炒める
- 火曜日にハムの角切りと混ぜるとポークビーンズになります
ふかし芋
- 蒸し器で芋を蒸す 弱火20分ぐらい
- レンチンでさつまいもを美味しく食べる方法は世間に出回ってるけど蒸し器につっこんで放置すれば普通においしい
基本的にレシピ通りに作る感じにはならず、レギュレーション内で使える手段を使ってその場で適当に不足するコクや旨味をプラスしていくってことになるわけですが、シンプルに肉や魚の旨味で解決してた部分を、因数分解して補うというのは、ミニマル料理の逆っぽい趣もあり、今のところは楽しんでやってます。
日頃食べてるものが案外プラントベースだったり、案外すごい制約があるわけでもないなあという気付きもありました。たとえば、作り置きの玉ねぎドレッシングは、玉ねぎ・にんにく・植物油・砂糖・塩・胡椒 というシンプル構成ですけど、味のベースとしてコンソメキューブぐらいのポテンシャルはあるわけです。そのへんで売ってるケチャップだって動物性の原料は入ってません。混ぜたら普通に給食のポークビーンズ味になります。
ところで、ヴィーガン用味覇ですが、もともと「これで普通に料理をすると旨味が濃くておいしい」ということで面白がって買ったので、まさか本来の用途として使うとは思わなかったかも。

