咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

占いと私

かつて、マイバースデイって雑誌があり、占いやおまじないや、今で言うところのスピリチュアルな内容を夢見がちな少女に提供しながらも、「ひとがよりよく生きること」を優しく啓蒙するような良い雑誌だったと思う。

先日、大人になったMB少女のために、マイカレンダーって雑誌が出た。

が、結局手に取らなかった。

自分でも、かつては12星座占いの記事を書く仕事をやっていたし、今もたまに自分のことを占ったり誰かに占ってもらうことはあるし、それは楽しいのだけれど、こういうメディアの情報については、大人向けに書かれているとしても自分に刺さらなくなってきている。

占いって天気予報とか地図とかガイドブックとかそういうものなのだと思うけれども、どうも、人生の時間を進めるとともに、私の場合、どんどん奥地にわけいってしまっており、地形も気候も独自すぎる場所にいる。だから、いまさら市街地マップを渡されても役に立たなくなっているのではないか。メディアとしても、そんな場所にいる人はおそらくターゲットではない。

「XX座ってこういう人なんですよ、今はこういう時期なんですよ」という情報は、「私ってこういう人だし、今はこういう時期なんだな」を把握してる場合は不要なのだろう。まあ、なんというか大人になったなあと思う。大人になるってこういうことなのかも知れない。