咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

2019年美容方面の振り返り

前半はコスメは結構買ってましたがなんか「無」だった。

振り返れば美容に対するモチベーションが低まり、自尊心がくじけていたという感じがある。「そろそろ50になるんだし「そのへんのいい感じのお母さん」でいいやん、GUのXLが入れば適当におしゃれっぽい服もいけるやん」と、わりとそう思ってた。温泉とかで同年代と見られる女性の体型みて「よし、自分より太ってる」みたいに安心したり。なんか、自尊心とか自意識って知らないうちに失われていくもんなんだなあと思う。年を取って恐ろしいのは外見の老化ではなくて、こういう自意識の老いではなかろうか。おばさんをおばさんたらしめるのはそれだ。

で、自尊心がくじけた状態でコスメを買っても、それってなんか情報をキャッチアップすることが目的みたいな感じでしかなくて、買っても買っても満たされない感じがあった。今にして思うと。

転機になったのが、6月か7月ごろ、付き合ってる相手に「ちょっと旨いもん食わせすぎたかな」とニヤニヤしながら言われたことで、なんだよそういう態度取る男だったのかよ(嫌いじゃない♡)と思ったので、「わかったぜ旨いもん食べながら痩せてやる!」とスイッチが入り、7月の22日から月曜断食を始めた。

月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!

月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!

  • 作者:関口 賢
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/01/26
  • メディア: 単行本

これまでも、ゆるいファスティング的なアプローチはやったことがあったけど、これは基本月曜は水以外口にしない。これが正しかった。ちょこちょこ食いでインスリン濃度が高止まりするのは太る原因になるという話をトロント最高本で知り、これまでのダイエットの失敗理由が全部腑に落ちた。

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

  • 作者:ジェイソン・ファン
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2019/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

結局4ヶ月で12kg減量に成功した。これはここ3年で増えた量なので、ようやく平常運転の小太りに戻った。ユニクロGUではMサイズとLサイズの間ぐらいで、一般アパレルだと11サイズと13サイズの間ぐらいというサイズ感。小柄なので本来は7サイズと9サイズの間ぐらいが適切なバランスの標準体だと思う。あと10kgぐらいがんばりたい。

体組成の推移を見てて面白かったのは、最初急激に減量する段階で骨量とか筋肉量も減少傾向になったけど、その後、減量がゆるやかになってからは両方ともすこしずつ増えてることで、朝のヨーグルトが効いてると思う。あと更年期対策として1日に1食は豆製品を食べるようにしている。

ちなみにエクオール産出状態のチェックしたら、一応作れているほうらしい。サプリメントも1日1錠だけ飲んでるけど、基本は食事でやっていくことにした。

月曜断食の副効能として、野菜の副菜をよく作って食べるようになった。おばんざい的なものもだし、作り置きサラダとかラタトゥイユみたいな洋風なのも作る。これは、夜は野菜中心で少量という制約の中でできる限り幸福度を上げる工夫なのだ。だいたい食事制限って、制限の中でどれだけ楽しく美味しく食べられるかが鍵だと思う。結果、自然に「まごわやさしい」食を心がけるようになり、体調も良い。

野菜を1-2人分料理するの、結構ロスが出やすいので瀬尾幸子さんの保存メソッドがすごく便利だった。

賢い冷蔵庫: ラクするためのおいしい下ごしらえ

賢い冷蔵庫: ラクするためのおいしい下ごしらえ

  • 作者:瀬尾 幸子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2019/09/05
  • メディア: 単行本
これだけで、ラクうまごはん―よくばらない。やり過ぎない。

これだけで、ラクうまごはん―よくばらない。やり過ぎない。

  • 作者:瀬尾 幸子
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2016/01/01
  • メディア: 単行本


土日の美食日にはめを外すと、その後の体調が微妙になるというのが体感できるようになった。衝撃的だったのは、先日、久しぶりにマクドナルドのグラコロバーガー食べたら、あれだけ大好きだったのに途中で気持ち悪くなったこと。なんというか一口目から「こんなんだったっけ…」って感覚で。ジャンクフードまったく食べられないということはないんだけど、グラコロの中身ってあんなノリみたいだったっけ?もっとおいしいベシャメルソースだったと思うんだけど……

これは体が弱くなったのではなくて、どっちかというと体のSOSに対してこれまで鈍感だったのだと思う。世間で「30過ぎたら油ものがしんどい」みたいに言うの意味わからんなと思ってたんだけど、実際には、自分の胃腸が強いわけではなく、健康診断のたびに「胃に炎症があります」って言われて再検査になってたのだし、それに対してまったく自覚症状なかっただけだった。

で、体型がようやく戻ってきたら、なんか肌のほうも気になるようになってきた。太って痩せたら、たるみ感というか削げ感が気になってきたし、頬に気になるシミがある。まるまる太った気のいいお母さんの頬にシミがあっても別に気にならないけれど、きれいめな大人(すみません、そういう自認で行きます)の頬にシミがあるのは老け感というか疲れた感じになるというのがわかった。

どっちかというと肌には悩みがないほうで生きてきた。だから逆にスキンケアに関する知見があまりない。化粧品で劇的に肌がキレイになった!みたいな体験は、17歳のころ、オイリーな敏感肌だと思ってたら、普通にインナードライが原因でしっかり保湿をしたらニキビもベタつきも赤みも何もなくなったあのとき以来だ。保湿と日焼け止めと抗酸化、抗炎症さえしっかりしていればどうにかなる、ぐらいの気持ちで生きてきた。知識としても15年前ぐらいで止まってると思う。

それでこれまでそんなに危機感なかったんだけど、ダイエットの常識が書き換わっている事実を前に、おそらくスキンケアも情報が更新されてるんじゃないかと思えてきた。

毎シーズン発表される「驚異の新成分」に踊らされるのは嫌だけども、新しく検証された情報は知りたい。でも、この分野の本はパラパラ見ても微妙なのが多かった。もっとエビデンスベースの本が欲しい。

すこし年上の方の体験ベースの本として、天野佳代子さんのメソッドは参考になった。これまであんまり落とさないケアだったので、角質落とす洗顔料は完全にスルーしてたけど、あれは良いですね。後のスキンケアの馴染みがかなり違うし。

美容液も「保湿と酸化防止できてりゃいいでしょ」ぐらいに思ってたけど、もうちょっと攻め要素ある成分を足してみた。
jp.iherb.com
これは、レチノールとナイアシンアミドが入っててヒアルロン酸の入ったビタミンリッチな美容液入門編という感じかな。レチノール特有の刺激は多少ある。

で、メディリフトに手を出してしまった。

というのは減量しても二重顎が改善されなくて、それでいて頬骨下の削げ感はある、要は肉が下に落ちたわけ。こうなると皮膚のたるみケアだけじゃなくて表情筋トレーニングが必要じゃん。顔筋体操みたいのも地道にやるはやるけど、メディリフトは即効性あると聞いて、つい。ヤーマン公式は、楽天スーパーセールのときかなり盛大にポイントアップするのでスーパーセール待っての購入をおすすめします。

どういう仕組みかというと両頬に当てる2つのおむすび型のパーツに3点の電極があって、頬骨筋方向(横)と咬筋方向(縦)にEMSで刺激与えることにより、頬骨筋を鍛え、咬筋をゆるめることができるというものなのですね。頬骨筋を鍛えた結果ほうれい線には効いたと思う。咬筋の凝りについては、前に某サロンでトリートメント受けたとき指摘されてたので、ここが緩むのも非常に良い。
ただ、二重あごには効かないので別途努力していくしかなさそう。あと、歯の詰め物との相性が悪いw

あと、同じ理由で胸のたるみも未然に防ごうとブラデリスのサロンに行ったりもした。バージスラインが下がってるの指摘されて、そのときにつけてたブラのストラップを正しい位置に調整された後につけなおしたら、デコルテの削げ感がまったくなくなってびっくりした。これ、なんか既視感あると思ったけど、乗ってたママチャリのサドルの位置を上げたら途端に楽に乗れるようになったあれだ。弱ペダで見たやつ。

しかし、なんかキレイになるためにやることって無限にある。シミは自力ではどうにもならなさそうだし美容皮膚科に行こうと思っている。

今年のベスコスですけど、NARSのリップスティックのシアータイプが良かったです。なんか攻めのシアーという感じで、シアーなのに強い。全色強いと思う。軽いつけ心地なのにサラッとはしてなくて独特のぬめりがあり、唇が荒れないのもよかったな。今でも全色ほしいと思ってる。買わないけど。
www.narscosmetics.jp

そういう意味ではアカリップもすごかった。

最初のバージョンの色展開はどれも可愛すぎて難しかった(それでもピンクは2本使い切った)けど、セカンドシーズンで出たくすみ系は大人でも使えるしピーチミントのフレーバーも大好き。荒れないリップは正義。