年末まで2ヶ月ほど試してみたんだけど、やっぱり落としすぎは私に合わないと思った。
どうやら、これまでの人生の中で「落としすぎない」「こすりすぎない」「極力道具を使わない」を心がけた結果として肌の健康を保てていたらしく、角質ケアに力を入れた上に、攻めの要素としてレチノール系のセラム投入したところ、なんか赤みが目立つし鼻の脇とかのヒリつきも感じるようになってしまった。絶対炎症起こしたくないマダムとしてはこれは許せない。
なにより、表面のキメが死滅してペッカーって感じになってるのがまずい。美容アカウントのすっぴん画像見てると、この状態になって「毛穴がなくなった!」「トゥルトゥルになった!」って喜んでる方もおられるけど、私からすると完全にこれは良くないコンディションで、そのままでいると何塗っても合わない、ちょっとのことで揺らぐ、そういう状態にまっしぐらなのがわかってる。
肌をものすごく拡大したときに綺麗に三角形のキメが見えるのが健康な状態、すなわち、レザーで言うとトゴぐらいが綺麗な肌の質感ではないかと思ってる。ボックスカーフみたいなのを美肌だと思って目指しちゃダメだと思う。
しかし、こうなるまでずっと忘れてたんだけど、自分の本来の肌質って、薄くて皮脂が出にくく水分も保ちづらい乾燥肌、さらに天然由来の成分でかぶれやすく、紫外線で水疱できたりする厄介なタイプなのね。大学生のころは敏感肌としてカウンセリング受けてたぐらいだし、皮膚科にも通ってたわ。長年「ズボラケアでもプチプラでもトラブルの起こらない丈夫な普通肌」だと思いこんで生きてきたけど、むしろその結果丈夫になったというのが正しい。
ということで、年末からは良いところだけ取り入れて、だいたい元のメソッドに戻すことになった。現状はこんな感じ。
- ダブル洗顔はやっぱりやらない(夜はミルククレンジングだけ、朝は肌の具合を見て化粧水での拭き取りか酵素洗顔料か決める)
- 洗顔後はブースターになるものをその時のコンディションに合わせて(夜はトゥヴェールのクリスタルエッセンス 、朝はプラセンタ原液 or バリアリペアのブースターセラム)
- 朝はシートマスク、夜は丁寧に化粧水(ヒフミドかオルビスユー)をコットンでなじませる
- 朝はトゥヴェールのオールインワンジェル、夜はトゥヴェールの美白美容液の後、箸方化粧品のクリームかDr.Jartのシカクリーム(第二世代)、トゥヴェールのセラミドオイル混ぜて男塗りする。
- 正直、何を塗るときも男塗りというか手のひらでプレスする感じで膜を作るのがキモだと思っている。指ではこすらない。
こういうコースで安定してきた。
エポホワイティア、高濃度のプラセンタとサイタイエキスを謳った美容液で、お試しサイズ頼んで使ってみたところ何が良いというわけではないけれど肌のコンディションが安定したような。濃度2倍バージョンもあるのでそっちを定番にしようかと思っている。
↑ モノはいいんですが通販としての対応がひどいんでおすすめしません。モノはいいです。
自分の場合は、角質層にしっかり保湿成分を入れ込んだ後ベッタベタにフタをするという王道の保湿が基本で、そういう基本コースに抗炎症、抗酸化、賦活系の成分を考えながら織り込んで、成分の性質を考えながらいい感じに成分をデリバリーする、たまにビタミンCをイオン導入する、そういうコンセプトが合っているということが再確認できた。
スキンケアと一言で言っても、どうなりたいのかというゴールがイメージできないとやることも決まらない。年相応の健康な肌を保つだけだったら特別なことをする必要はないと思う。ならば、健康な肌を保つ以上にどうなりたいのかいうと、自分の場合は肌に大きい悩みはないし、美白志向でもない。ファンデーションいらずになりたいわけではない。(ファンデーション塗るの好きだし)だけど、できれば老化はゆるやかにしたいし、日々のスキンケアで改善できる範囲でいえば、コンディションの崩れとか、疲れて見える色ムラとかくすみケアのほうが気になる。なので、丈夫で均質な角質層を育て、炎症をなくし潤いを保って透明感を出していくというコンセプトになる。
肌を良くするのって、コスメ以外の要素がすごい大きいと思う。
- ゆっくり入浴
- 早寝早起き
- 低糖・低AGE・低酸化油
- ビオフェルミンとヨーグルトとスーパーオータカと青汁で腸のコンディションを整える
- 季節の野菜と魚をモリモリ食べる
- 無防備に日に当たらない
- 表情グセに気をつける
みたいな基本的なとこもそうだし、大きいシワとか明らかなたるみとか変な黒ずみやシミみたいな明らかな老化サインについては、コスメで試行錯誤するよりは医療に頼ったほうがよさそう。家用の美容家電とかも結構良い。たるみ対策に導入したメディリフトはすごい良かった。鍛えられるというよりは表情筋のコリがほぐれるとこが良い。