実を言うと、子ども時代は米が好きではなかった。なんか炊きあがったお米の粘りとか匂いが嫌いだったんだと思う。ずっと感覚過敏だったので。当時は本当に好き嫌いが多かった。匂いが強いものや苦味のあるものはだいたいダメで、ネバネバしたものも嫌い。ぬめりは好きだったから、なめこやじゅんさいは好きなんだけど、長芋や納豆はダメという。自分が自分の子どもだったら絶対にキレてる。娘は何でも食べる子でよかった。ちなみに日本酒を飲むようになってから好き嫌いはなくなったので大人の食育として日本酒は最高かもしれない。
米に話を戻すと、平成になって劇的デビューを果たした北海道米「きらら397」との出会いで、それまであまり好きではなかった米への思いが一転した。これ、大学の学食で初めて食べたんだと思うけど、臭くないしねばくない。パラパラしてて噛みしめると甘味が出てくる。米ってむちゃくちゃおいしいし、おかずと合わせると神やんって、うまれて初めて思った。それでモリモリ食べてたら大学入って1年目で15kgぐらい太った。
【精米】北海道産 無洗米 白米 きらら397 5kg 平成30年産
- 出版社/メーカー: 大和産業
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きらら397は断然お安かったし、貧乏学生(+貧乏学生向けの安食堂)には優しかった。今も、ちょっと無駄遣いしすぎた月なんかは、きらら397を買うことがある。いかの塩辛との相性がいいんだよなー。ああいうぬめり系の食感とパラパラご飯とのバランスが好き。同じ系統のあっさりパラパラ系、かつお手頃価格という路線だと青森の「まっしぐら」があって、これも外食産業でよく使われてるらしい。まっしぐらは、ルーをつかう日本のカレーとか、カツ丼親子丼とかああいうのにすごく合う。
【精米】青森県産 白米 まっしぐら(和食レストランチェーン店御用達) 5kg 平成30年産
- 出版社/メーカー: 幸南食糧
- メディア: 食品&飲料
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基本的に、売れ筋のお米、高級なお米は高アミロースモチモチ粘り系で、私の好みのパラパラ系は主流から離れている。なので硬いお米についてつい力説してしまうんだけど、パラパラ系の最高峰と思ってるのが岐阜産の「ハツシモ」。大粒で粘りがなく食味は甘く素直な香りで、関西では寿司飯に使われるらしい。作付面積がごく限られていて「幻の米」と言われてる。名前通り収穫が11月ごろと晩生で、なので年末年始ごろに新米が出るのを毎年楽しみにしている。
【精米】岐阜県産 白米 はつしも レンゲ特別栽培米 5kg 平成30年産
- 出版社/メーカー: 全農パールライス
- メディア: 食品&飲料
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これまで高アミロース一辺倒と思っててノーマークだった新品種だけど、最近は硬め、かつ味わいを重視したものが増えてる傾向にあって嬉しい。山形の雪若丸とか、新潟の新之助とかがかなり力を入れて売り出されており、良い傾向。雪若丸は、大粒かつきりっと粒立ちして噛みしめると甘みが広がるすごく良いお米。山形産の人気銘柄「つや姫」の弟君って設定があるらしい。
- 出版社/メーカー: 山形米の丹野商店
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ところで、私の最推しアイドルグループであるNegiccoのライブでは帰りにスポンサーであるサトウ食品のお餅やパックご飯がお土産で配られる。それをライブのMCでアピールした後でリーダーのNao☆ちゃんが「ふっくら炊きたて!」とフリを入れて、客席が「サトウのごはん!」とコールアンドレスポンスしたりする。(ちょっとわからないと思いますがついてきてください)
先日、ライブの後に配られるサトウのごはんが新潟県産の新之助であるという話の後にNao☆ちゃんが「しんのす?」って客席にフリを入れてきて、微妙なためらいの後に「け!」って唱和することになり、そんなコールアンドレスポンスはじめてみたわ。あの独特の間合いが味わいだよなと思いました。
今、糖質制限しててごはんは少しだけしか食べられないんだけど、その分ありがたみが上がってる。小さい小鉢にごはんを上品に盛り付けて、その上にイクラとかあしらうと大御馳走という雰囲気になるし、噛み締めながら食べてる。イクラ丼とかより贅沢なことやってる気持ちになる。
白米「ちょっと体に悪いけどすごく美味しいもの」としてデザートとか珍味みたいに大事に食べると別の味わいが出るな
— 𝕣𝕚𝕜𝕠✮ (@riko) August 27, 2019
という観点をポストしたらアンドウミカさんにlikeもらった。成功体験。
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