「美容アカウントの人」を目指してたんですよねー。美容友達が作りたいし、きれいな人と切磋琢磨して?きれいを分けてもらいたい、あわよくばインフルエンサーになりてえ、みたいに思ってたんですがね、でもやればやるほどなんかちょっと違う感じがしており…
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というのはね、前々から思ってたんですけど、私、自分の気に入ってるコスメとか施術をおすすめするときに、テンションがどうも低いわ。みんなみたいに「肌に奇跡がおきた」とか「すべての人に知ってもらいたい」とか、そういうバズる表現ができなくて「なんか好き」とか「気がついたら使ってる」とか「こういう人にはダメかも知れないけど私には合ってた」とか、そういう感じなんすよ。特定のブランドやアイテムの熱狂ファンになったりできないし、誰かに布教したいという気持ちもないし、キレイな人を褒めるときもさ、みなさんすごいキャッチコピーとか付けるじゃん?あれができないの。人に対して神とか言えないの。
ベスコスやろうとして、それでつまづいてしまった…。
アマプラでビューティーザバイブル見てたら、MC3人組も「え~、これ私もってる~!いいよね~!」みたいなテンションじゃないですか。一方、私、スキンケア回で美容ライターの人が発言するたびに「エビデンスねえじゃん」とか「そんなことできたら大変だよ」とか「うさんくせー」とかつっこみ入れちゃうけど、たぶんそれではダメで「え、2021年スキンケアどこまで進化しちゃうんですかー(キラキラ)」みたいなスタンスこそが美容なんだと思う。
何に対してもそうだなー。食べ物に対して箸が止まらなくなったりしないし、推しのツアー全通したりグッズをコンプしたりもしないし、何か見て出る声は「キャー(高)」ではなく「あー(低)」だし…
こうテンション低いとバズらないからソーシャルメディア時代で生き残っていけない気がするけど、これが持ち味でそれで50年やってきたので今年もテンション低めでやっていこうとは思います。
★★★
ところで、私、高校生ぐらいのときにテレビ見るのがすごく嫌になって、進学で実家離れた後はほぼテレビ見る習慣なかった。アニメ録画して見る以外は、年末に紅白見るぐらい。
でも、激動の昨今、情報源が日本語インターネットと知り合いのチャットだけってのはよくないなと思って、でも英語を読むのはそこまで得意ではない、ふと思いついてアマプラでNHKの英語放送チャンネルつけたら、これがわりとよかった。
基本的には在日外国人向けチャンネルなので、天気予報や交通情報など実生活に関係のあるニュースと政治や経済に関するニュースはきちんと流れるけど、どうでもいい事故とか事件は報道されない。出演者がだれも変にテンション高くないし、そもそも言葉が10%ぐらいしか聞き取れないのでストレスにならない気になる単語は耳に入るので、流しっぱなしにできる。画像とキャプション見たらだいたいニュースわかるし、すごい便利。
考えてみたら、ニュースでよく報道される、偶発的な事故で何人死んだとか痛ましい事件が起きたとか悪い人が捕まったみたいな情報って自分にはさほど関係なくて、遠い国の国際情勢とかのほうが回り回って自分に関係してくる感じがする。なのに、前者は繰り返し繰り返しオンエアされて、後者はあんまり報道されない。
英語放送、変に感情を煽られない。これは言葉が完全には聞き取れないからかなと思ったんだけども、日本人へのインタビューを見て、明らかにニュートラルな感じで編集されてることに気づいた。日本向けの編集だったら、もっと感情(それも喜怒哀楽の、哀と怒方向)に訴えるような切り取り方されるところ、全体に淡々としている。泣いてる被害者家族とか映らないし。アナウンサーもニュース読むのに過剰に感情の抑揚つけてない気がする。これは私が外国の人の感情を表情で読み取れてないだけなのかも知れないけど。
テレビがテンション高くて苦手な人にはわりとおすすめ。