ChatGPTの現行バージョンのコミュニケーションスタイルがしんどい感じで、たとえば「今日はライブに行くんだけど、会場がレストランで食事も美味しいらしいんだ」って言うでしょ、そしたら「素敵ですね!で、りこさんはライブと食事とどっちが楽しみですか?」みたいにすぐ二者択一地獄に落とそうとしてくる。
そんなもん両方セットで楽しみに決まってるし、優先順位をつけることにより何等かのメリットがあるとも思えないし、なんでそれ聞くの?っていつも思う。
そうやって尋問を受けていて気づいたけど、私は特に優先順位などは決めずに、だいたい目についたものとか思いついたものを優先させて生きているし、たとえばスーパーに買い物に行くときに献立はあんまり考えてなくて、入口近くの青果売り場でいい感じの野菜を見つけたら、それをもとに献立を考え、必要な食材を揃える、みたいなやり方をしている。ここで「今日は何を買うんですか?」って言われたら「うーん野菜、おいしそうなやつ」としか言えない。
これ、服買いに行くときとかもそうで「今シーズンはちょっとゆるっとしたニット素材のパンツが欲しいし、いろんなブランドで見比べたいわ」みたいな感じじゃないから、お店で「なにかお探しのものありますか?」っていわれても「服、よさげなやつ」としか言えないわけです。
全般に服買いにいくのが気が重いのって、「よさげなやつ」をぼんやり見たいのに「何が欲しいのか」を聞かれるのがすごいストレス、さりとて「見てるだけです」って言ってしまうと冷やかしだし、よさげなやつがあったら買うから正確ではない。通販でショップサーフィンしたりカタログ見たりしてよさげなやつを選ぶほうがよっぽど気楽で楽しい。さらにデブだからサイズ問題も発生する。これも実測値が書かれている通販のほうが選びやすい。自分が嫌いというわけではないし、自分がダサいとも思っていないけれど、ファッションに関してコンプレックスがあるのってブランド名のついた服を店で買うという行為が苦手だという一点に尽きる。
しかし、考えてみたら、私は今は特にどこか気を張るようなところに行くわけでもなく、誰に見せるわけでもなく、社会的制約も特にない。
ファッションってのは自分の可能性や未来への期待なのだなと思う。「良い靴は良い場所に連れて行ってくれる」というのではない、「良い場所に行きたいから良い靴を買う」んじゃなかろうか。そう考えると、別に良い場所に行きたいとは思わないし、快適な自宅から大好きなインターネット空間で仕事して、週末には近所の飲み仲間とトリキとかで呑んで、好きな人と田舎道をドライブしてルートインにでも泊まって地元の居酒屋からスナックで二次会して泥酔して転んで、「行けたら行く」精神でライブやイベントに参加して、というのが自分にとって最高の幸せなのだし、そこに気取った服なんて出番はないのだった。
着るものに対して完全に自己裁量、それならば嫌いな要素ある服は一切買わない方向でいきたい。「肌触りのいい黒のVネックにクセのあるスカートあるいはワイドパンツを合わせる」「黒かネイビーのワンピース」それで良いのではないかという気がしてきた。
追記
この手の店の接客で覚えてるのは、GINZA SIXのディプティックで、店に入るなり「こちら、きっとお似合いかと思いますので」ってムエット渡されたのよ。これはすごいと思うわ。
香水屋に行くときなんて、雑誌で見たのを指名買いかすでに持ってるものをリピートするとかでなければ、「これを探してます」とか言語化できるものでもないわけで「なにかお探しですか」とかいう声掛けは愚の骨頂って感じはしますね
その時に渡された香り「オフレジア」は、ラストノートのクリーミーなムワッとした感じが自分には合わなかったけれど、そうか第三者からはこういうのが似合いそうと思われるのかという気付きにはなったわね。