「家族との暮らしを終えて、中高年になってまた一人暮らしになった女性」のライフスタイルに興味をもっていて、自分でも情報発信したい気持ちがあります。
この間マンションの町内会で、他の役員と「なんだかこのマンションは一人暮らしの女性が多いわね」という話になりまして、うちは、別に独身女性が好みそうな瀟洒なマンションというわけではないファミリー向けのレトロマンションというか老朽化マンションだから、もともとは家族と暮らしていたが、夫を亡くしたり別れたり、子供が自立して一人になったというタイプの一人暮らしが多いのです。世間で言うとこの「独居老人」というカテゴリの年代の人もいるし、50代ぐらいの人もいる。「あら、私もそうなのよ」みたいなおばさんたちが集まって「おひとりさま」をやってるのはちょっと面白いような。
ずっと独身の人に対して「老後のことを考えてるのか」という人がいるけれど、結婚して子供をなしても結局数十年すればこうやって一人で暮らすことにもなるわけで、子供がいるのは心強い部分もあるけれど、決して子供がいるから安心ということもなく、っていうか「子供をアテにしてはいけない」というのが一般的規範にもなりつつあるから、最終的には一人で生きるものだと考えておいたほうがよさそう。独居老人として強くかっこよく生きたい。
ところで、そういう一人の食生活の本というか料理本は結構出てて、最近の手にしたのではこのへんが良かった。
家庭を持って家族のご飯を作るのは自炊といわないけど、同じように台所に立ってるのに自分のご飯を作るのは「自炊」なのね。「自炊」っていうと、10代で初めて一人暮らししたときのようで、ちょっとうれしくなるような感じもあり、好きなものを作って好きに食べるのは楽しいしけっこう好き。
うちの母は一人だと「せがない」って言うけど、私はあんまりそういう感じはないな。ちなみに「せがない」ってのは播州弁で「やりがいがない」「精が出ない」って意味です。