連休に突入した。
石油風呂として有名な新津温泉に行こうかといってたけど水曜が定休日ということで、なんか癖が強そうな温泉を探してたら中条にある「塩の湯温泉」というものが見つかった。
www.city.tainai.niigata.jp
中条駅はかつて「きらきらうえつ」に乗った時に途中で車体故障のため運転見合わせ、バス代行輸送に切り替わったという思い出の地であり、車で通過するたびにアンセムである中条きよしの「うそ」を再生するという場所でもある。特色としては
- 公共施設であり入湯料は激安
- 「ふれあい館」「サンセット中条」の2施設の両方が使える
- 無加水の源泉かけ流しで濃く熱いお湯が特徴
らしい。面白そうだから行ってみることにした。
入るなりなんか大音量でバンドが懐メロを演奏している。イベントの日らしく賑わっていた。
まず、湯温45度の小さいお風呂とサウナがある「サンセット中条」のほうに向かうと、施設の感じというか作りがすごい老人ホームっぽい。お湯の匂いがなんか消毒薬っぽいのもそれを加速している。
お風呂はごく小ぶりだけど湯の質はむちゃくちゃフレッシュでかなり濃い。ナトリウム塩化強塩泉でヨウ素強めなので独特の匂いはそこから来てる。ヨードチンキ臭。
熱くて濃いお風呂と水風呂を往復してるうちに、なんかすごい面白くなってきた。私はドライサウナが苦手で熱めの湯と冷水との交互浴のほうが好みだけど、案外それができるいい感じの高温湯と水風呂が近くに配置されてる温泉って少なかったりする。
とはいえ、ちょっと混み気味でもあるのでそこまでの長湯はできず離脱、その後は「ふれあい館」の大きめのお風呂に入るが、こちらも43度で普通よりは熱い。
湯温が2種類ある場合、普通は「高温」と「低温」だけど、ここは「超高温」と「高温」の2種類なので、かなりハードコアな感じ。
お風呂上がりにアイス食べながら「お客様の声」の張り紙を見てたら「いくらなんでも熱すぎる、高温浴が健康にいいと売りにしているようだが、救急車で運ばれる人もしばしば見かけます」という意見があり、「温度を下げるには加水しないといけないけど、うちは無加水が売りなので」的な回答がついていたのが印象的。熱くて濃いお風呂といえば、自分で行った中では青森の嶽温泉がそんな感じだったけど、謎の温度低下減少が起こっているらしく、そういう話を聞くと「できれば熱いままでいてほしい」と思ってしまう。
なんかすごい温泉に行ってみたい人にはおすすめです。
shionoyu-tainai.com
私はこの温泉、実はけっこう気に入ったんだけど、連れにはちょっと微妙だったらしくリピはないかもしれない。車じゃなく行く方法がよくわからないし。公式ページ「交通アクセス」のところに住所しか書いてないけど、コミュニティバスのバス停みたいのがあったから、たぶんどこかからバス出てるのかも。