咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

好きだった給食メニュー

子供のころは給食にクジラの肉が出ていた。
当時は牛肉は輸入自由化される前でとても高価だった、だから給食には栄養価に優れる赤身肉としてクジラがよく採用されており、独特の臭みと硬さをカバーするために工夫をこらしたメニュー展開がなされていたのだ。(読者のみんなはおかあさんおとうさんに聞いてみよう!)
で、これにも地域性があったらしく、関東だと「オーロラ煮」とか「ノルウェー風」といったものが出ていたらしい。それは食べたことない。
私のふるさとヒョーゴスラビアでは「くじら甘露煮」というメニューがあった。これがすごく美味しかった。
調理法としては、かりんとうサイズに切って片栗粉をつけて揚げたクジラ肉を甘辛醤油味のタレで煮詰めてあったかと思う。衣の部分がちょっとカリっとしててご飯が進んで大好きだった。
給食だよりにレシピが書いてあったことがあり、子供にも人気があったメニューだったのではないだろうか。
硬くて臭いがある安い肉を美味しく食べる一つの正解だと思うし、「世界の山ちゃん」の手羽先と方向性が近い。今となってはクジラ肉は高級食材だけど、どこかで見かけたら再現してみたいと思う。あれは絶対酒がすすむやつ。牛肉ではあの味わいにはならないんだよな。


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