咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

近況報告 5月

連休

今年はカレンダーの並びがよく長期連休が取れたので連休の後半は新潟に滞在しつつ、そこから盛岡で1泊、弘前で1泊という長旅になった。
盛岡は今バスセンターが建て替えになってるので完成したらまた見に行きたい気持ちもある。あまり事前にリサーチせずに行って菜園らへんのホテルに泊まり、ホテル近くの「海鮮料理おおいし」で呑んだ。他にいい店あるかなと思ってその辺を歩き回ったけど、案外「ザ・歓楽街」って感じで元気のいい若者がウェイウェイしており「お、おう」ってなったので、近場で済ませることになったのだ。思った以上に良いホヤとか牡蠣(オールシーズン行けるらしい)食べてすごく美味しかった。「うまかった牛負けた」の播州版バリエーション「ああ、おおいしかった、吉良負けた」とかベタなことを言いながら店を出たら、おそらく同じグループの店であろう「大石蔵之助」って店がそばにあった。やっぱりそこが由来なんだろうか。しかし、盛岡みたいな内陸の街でそれでもちゃんと海を意識して旬の海産物がきっちり庶民の口に入るんだから偉い。盛岡宮古は80kmで、京都から舞鶴も敦賀も100kmぐらい。なんか「海から遠おすから」とか甘えている傾向がある気がする。
弘前は、いつもの「あば」で地酒と魚とか食べて、けっこういい感じに酔っ払っていつもの2軒め「美萌」にいこうとしたらお休みだったので、なんか適当なカラオケ屋に入って2時間ぐらい歌った。
連休ずっと晴れてて良かった。

娘が結婚した

まあ、早くにいい相手と結婚できてよかったなあという気持ち。親族と教会関係者だけでこじんまりと式をやってドレスがかわいかった。私も人生経験値が1つ増えた。

式の写真が仕上がってきて、母が「着物の着崩れがひどいのに誰も直してくれへんかった、太ってしわくちゃで髪もひどいこんなおばあさんになってしもた」と悲しんでおり、ようやく「写真が嫌」という気持ちを理解したのかと思った。セルフイメージと実像との乖離があると集合写真って厳しいし、私は子供のころからずっとそういう気持ちだったんだよ。まあ、個人写真なら主役は自分だからちゃんと周囲も指摘してくれるし自分も撮影前にちゃんと気をつけるが脇役として写真に映るってそういうことなんだわ。記念だから撮るけど、親族の映った写真見て感慨に耽る趣味は私にはなく、おそらく今後一生そういう趣味は発生しない気がする。母は弱くなり私は強くなることによって最近は多少の歩み寄りが生まれている。

着物

単衣と夏物を寸法直しに出してたのが上がってきた。あと、安い阿波しじらで浴衣作った。これで春夏のお出かけには困らない。普段にちょっと出かけるだけとか家で着るとかだと結局のところ綿麻の洗える単衣ばっかり着てる。
ぶっちゃけ、洋服に関してカッティングがどうこう縫製がどうこうってのになんかモヤっとしてて、それは結局は洋服はサイズにあわせて作るのが完成形で既製服のカッティングがどうこうって言ってもなぁって気持ちがちょっとあるからなんだけど、和服はマイサイズであつらえろという圧は強いわりに、そこまで特殊体型でなければ仕立て上がりでもさほど問題なく着れるという事実がある。で、だいたい布のこと、特に、各地で伝統的に織られているいろんな織物のことを考えている。手織りは失われていく文化だし、後継者もおらず今後作られなくなっていくだろうと言われている。もう手にできなくなる美しい布を少しずつ手にしたい。
洋服着る時に布のことあんまり考えない。せいぜい「カシミヤは肌触りがいい」ぐらいであり、洋服でオールシルクとか着ることはそんなにないと思う。和服はそのへんにぶら下がってるリサイクルの数千円の着物が手織りでオールシルクだったりするからすごい。ふるい和服をほどいて服にするの正直あまり良く思ってなかったけど、ふるい紬なんて丈夫で美しく機能性にも優れている圧倒的に良い布なのだから、そりゃ着れる形に更生できるならそれに越したことはないだろうと思う。
あと、お金を使った話で言うと、5月に催事があって帯を1本つくった。ぜんまい紬に青系の紅型で自分の手持ち着物は無地に近い紬の着物が多いからちょうどいいと思う。単衣の季節にどういう帯がいいのか今一つよくわからないとこがある。ざっくりした薄手の名古屋ならいいのかどうなのか。4月に作った献上帯はまだ仕上がってこないし、たぶんあれは今ぐらいの時期がちょうどいいんだと思うけど。
秋以降、紋のついた色無地を着ないといけない用事が発生しそうなので、寸法直しお願いしてた呉服屋さんに良さげな生地を見繕ってもらっている。紋、元婚家の紋はもちろん嫌、さりとて実家に戻ったつもりもないから実家の紋も嫌、うちの母系紋の蔦にするかな。似合う色とか質感がある程度把握できてるので色無地は悩む余地なくて良いね。とりあえず白生地見せてもらうのをすごい楽しみにしてる。

減量

「神やせ」メソッドで2週間やってみたけど、続けるのに飽きてしまって一進一退。期限決めて痩せたいというわけではなく、いずれ適正体重になれば良いぐらいなので様子みながら食べ物をコントロールするのがよさそう。ちょっと前まで食欲が本当におかしいことになってて、毎日のようにコンビニにいって揚げ物とかスイーツとか買ってたけど、その欲はなくなったのでメソッドとしては理にかなってると思う。月曜断食よりきつくはないが、これぐらいの年齢になると続けたからと行って劇的にも痩せない。それでいいと思う。

化粧品

なんかプチプラコスメ熱が冷めた感じがある。たまにドラッグストアとか言っても欲しい物がなくて、結局、観葉植物のコバエを退治するスプレーとかお風呂用の洗剤とか買ってる。大人になったのかも知れない。思えば、40代までは世間はどうあれ自分もまだ「お姉さん」気分が残ってたが、今は「お姐さん」気分しかない。パリス・ヒルトンみたいにグリッター食って生きてたいと思ってた時期もあるけど、そういう感じじゃなくなった。

5月の買い物としては、LPTさんでDIVINEのサンプルチューブをいっぱい取り寄せた。DIVINE、ニッチフレグランスの枠ではあるけど、ニッチ系にありがちな過剰に奇をてらった感じとか、変に古臭い感じもなく、むちゃくちゃオーセンティックな香りが多い。送料もかかるし、和服関係での散財の精算終わってから機会を見つけてフルボトル買おうと思ってる。気に入ったのは「レスプリ・リーブル(アイリス基調のフレッシュ系)」「ディヴィーヌ(クラシックなシプレ)」「ラメ・スール(柔らかなパウダリー)」このへんは香水というものに憧れだした10代はじめの頃を思い出す香り。いろいろ経てようやく原点に戻ってきたような感じで、ファーストフレグランスがシャネルのクリスタルなのでやっぱりアイリス基調のフレッシュ系は自分らしい気がする。一時期ローズ大好き期があったけど、最近はアイリス回帰してる。

あと、社のSlackコスメチャンネルでおすすめされてたヘアトリートメントを買った。
www.qoo10.jp
ヤーマンのシャインプロをだいたい週1ぐらい使ってるんだけど、家で使ってるトリートメントはインバスアウトバスともコーティング系が多い。超音波で浸透させるんだったらもうちょっと栄養補給っぽいやつがいいだろうと思って。
世間で言われるほど「翌日超サラサラ!」みたいに劇的に良いということはないけど、髪質自体の底上げになってるとは思う。今、数年後にグレーヘアにするとかも射程に考えて、白髪染めをやめてハイブリーチしてハイライト入れた後に普通のアッシュ系のヘアカラーを載せてる。で、アイロンで巻いたりしてる。なので、髪はいじめてるほうではあるけど、そこまでスッカスカの髪質にはなってないと思うので。

メイクアップものでは、Uiアイシャドウパレットを買った。
pccosme.base.shop

プロ監修、パーソナルカラーに合わせた展開ということで、選ぶとしたらサマーなのだけど、画像で見る限りブラウン系2色が自分に似合わなさそうに思えてウインターも買った。
実際に届いて試してみたけど、やっぱりブラウン系2色がどっちもかなりコッパーっぽい光沢が強くて「サマーなら誰でも似合う!」という感じのものではないと感じた。世間で「ブルベ夏大勝利」とか言われてる色でもしばしばこの手のコッパーは見受けられるから、こういうのが似合うサマーの人も多いんだと思う。もともと目がぱっちりしてて、多少腫れぼったく見えても優しげにしたほうが似合う人ならいいのかも知れない。自分は締め色が絶対ほしい目の形で光沢強めのコッパーパール塗ると殴られたみたいになる。逆に世間で言われる「サマーはグリッター苦手」ということもない。なので、むしろウインターのほうが使いやすいと感じた。
結局、私は純粋に自分に似合う色がほしいのであり、最大公約数的な「ブルベ夏」に似合う色を見つけてバズらせたいわけではないのだし、専門の知見ある人たちが集まって、実際にそのカラーグループの人をたくさん見て研究し尽くした上で「これはサマーにぴったり!」って出したであろう品がこれなのだから、私の場合は、カラーグループというキーワードにこだわらずに選んだほうがいいのかも。
パレット自体はありそうでなさそうな色と質感が揃っており、紙パッケージ・ミラーなしでコスト抑えた分、すごいコスパ良い品だと思います。