咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

ホットクックの感想 7/26

ホットクック1.0l をレンタルして何品か作ったが、これはちょうど自分の苦手分野を補ってくれるやつだと確信した。

ガスコンロでやる料理には3タイプあると思う。

  • 5分-10分コース:葉物野菜や千切り薄切りの根菜、薄切りの肉やひき肉をさっと茹でたり煮たり炒める
  • 20分-1時間コース:炒めたあとで煮詰める 根菜や肉類を長めに煮て柔らかくしたり味を入れる
  • 1時間以上コース:じっくり煮込む

ホットクックは20分ー1時間コースに強みがある。(長時間とか低温調理も強いと思うけど他の機器でも代用できる)

だいたい、何かを炒めたりさっと煮たりするのは思い立ったときにちゃちゃっとできるから問題ないし、レンジでも代替しやすい。一方、1時間以上コトコト煮込むものは、完全に忘れてしまわない限りは失敗しない。数分の加熱誤差は許容されるから、それをやりながら何かの作業ができる。オーブンで煮込んだり、炊飯器で代用したり、圧力鍋で時短できるのもこの分野だ。

しかし20分コースの料理はその時間を確保して台所に立つ必要がある。ここに自分は弱点があった。

だいたい、注意欠陥気味多動パーソンは、鍋を20分じっと見守ることができず、うっかり別のことをして焦がしたりする。タイマーを仕掛けても油断できない。ジャストタイマーで仕上がればいいけど根菜なんかだと個体差があって所定時間ではちょっと硬かったりするじゃん。で、もうちょっと火を入れないと、ってなってそのまま忘れて失敗する。二度寝と同じパターンが料理で発生する。水分多めのものならレンジでもどうにかなるけれど、無水調理っぽいものは難しかった。

ちょうどそこにホットクックがはまった。
最初、ニンジンのグラッセ作って、これはどう作っても失敗する自分内鬼門料理だったんだけど、ちゃんとできた。ネットで見たレシピの通りに作ったらニンジンがまだ硬かったが、延長しますか?って聞いてくれて延長2回頼んだら美味しいのが完成した。延長2回めの加熱時間はちょうど別の仕事に集中しちゃっていて加熱完了の音は聞こえなかったから、いつもだったら焦がしてるパターンだと思う。これでホットクックのありがたみがわかった。次からは加熱時間を10分長くすれば良い。そのログも残っている。次、ミートソース。これは煮詰め工程とかちょっと手がかかるけど基本的な加熱フェーズは勝手にやってくれるので助かった。麻婆茄子も保温中にちゃんと茄子に味が入って具合良かった。

午前中の休憩時間に食材をホットクックに放り込んだら昼休みには普通に調理完了してるというのはライフチェンジングだと思う。鍋の見守りが苦手な人におすすめ。