自分の好きなベースメイク
ファンデーションとかベースメイクアイテムが好きで、誰かが勧めてるとうっかり軽率に買ってしまうんだけど、そもそも単価が高いし量が多いので、これからはもうちょっと絞り込んで買おうと思った。
だいたい、世間的には名品と言われてても自分的には好きな仕上がりではないものはたくさんある。他人に良いコスメを勧める仕事の人であればいろいろ投資するのも人助けになるけど、そもそも私はそういうポジションの人ではないのだし、自分の美容情報が参考になる人は世間には非常にレアだと思う。お金は自分のためだけに使うのだ、そうするのだ……
で、好きな仕上がりについて冷静に考えてみた。
- 体との地続き感がある
- 現実問題として、すでに首はそれなりにゆるみ感があるので、顔だけが異常にピーンとしてるのは怖い
- 首の色が赤みのない白黄色系なので、オレンジ味が強いファンデを塗るとお面化するか赤ぐすみっぽくなる
- 体温と柔らかいハリを感じる
- 自然な血色が全部覆い隠されたかのようになってない
- シリコンっぽくない、ふわふわもちもちしてる感じが好き。つきたてのお餅的な。
- 清潔感がある
- シミやくすみ、自然っぽさが出る良いタイプと、不潔っぽくなる悪いタイプがあると思う。目の周りのくすみは自然だけど、鼻の脇や口のまわりのくすみとか、頬に目立つシミとかあると清潔感が損なわれる
- しかし、シミをなにか塗ってカバーすると血色とか生命感もそれだけ隠れるということでもある
- テカった感じは清潔に見えない。ツヤはほしいけど、触ったらなんかつきそうな濡れツヤは難しい。あくまで「触感はさらっとしてるけどなめらかなので光が当たるとツヤが出る」という質感
総合的に言うと「カバーせずしてカバーする」「化粧してるが化粧してるっぽさがない」という自分でしかわからない勘所でやっていかないといけないし、ベースメイク以前の肌にかかってくる要素が多すぎる。まあ、そのへんは頑張ること前提、具体的なベースメイク工程としては
- 下地効果ある日焼け止め全顔に塗って
- ファンデを頬の高いところに塗る(リキッドハイライトと混ぜたりする)
- リキッドのコンシーラーかカバーできるファンデ(赤くなくて白っぽいの)を鼻と口まわり、薄らジミみたいな不潔っぽポイントに塗る
- Tゾーンに大きいブラシでリフ粉(プレスト)かエレガンスのオートニュアンスで粉っぽくないサラッと感を出す
- ハイライトでいい感じのツヤと立体感を出す
- チークで血色を足す
- たるみ由来で膨張してるとこ(顎裏とか)にシェーディング入れる
みたいな感じになる。ひと塗りで完璧な肌に仕上がるようなファンデには夢があるが、それを塗ると自分の理想の肌から遠ざかるから全般に不要ということになってしまった。
美容医療の話
昨年夏から、ちょこちょこと美容外科で施術を受けているけど、シミやくすみは定期的な照射系施術で対策、眉間の表情ジワはボトックスで対策、それがてっとり早いという結論になった。物理で殴るのは強い。
美STとか日経ARIAとかの中年向け美容医療情報を見てたらすごい価格設定のメニューが紹介されてる。そんなの富豪でもないと無理じゃんって思ってたけど、メスを入れるわけでなければ安い大手チェーンでもそんな気にならない。チェーンの病院だと一応お医者さんがカウンセリングしてくれるけど、ごくかんたんなもので照射系の施術は看護師さんがやったりする。でもエステの延長みたいなやつはそんなに心配もないと思う。いざというときに医者がいるという安心感はある。
眉間のボトックスはすごいおすすめしたい。アラサーぐらいの年代なら、眉間の縦じわは寝る前と朝のメイク前に指で伸ばしてたら取れるからおすすめしないけど、指で伸ばすのをやりつづけて年を重ねて、ある日、指で伸ばしても戻りづらいって日が来るので、そうなったら美容外科のカウンセリング受け時かも知れない。
これは本当にコスパがいい。だいたい美容外科の宣伝って「XXXXX円から」って書いてあるやつは、絶対その値段ではできない。それはだいたい適用範囲が広かったり回数が必要だったりするからで、たとえば糸リフトだと1本だけってことにはならず、左右3本ずつ、合計6本入れたら6倍の値段になるし、脱毛だったら1回では毛根全部抜けないので回数分かけた値段になる。でも、眉間は部位が小さいから1回予防接種的にチクチクと接種するだけ、正真正銘1回分の値段でできる。すなわち、韓国製の薬剤だと5000円しない。ドラッグストアで散財した時ぐらいのコストで無意識に寄ってる眉間のシワがなくなり、効果が3ヶ月ぐらい持続する。無意識の縦じわが癖になることもなく、仕事に集中しても怖い顔にはならなくなるのでいいことしかない。寝るときに眉間に貼るテープみたいのが売られてるけど、ああいうのより安いぐらいの価格設定だったので本当にびっくりした。
不自然な手段で筋肉を動かなくさせて特定の表情をなくすことに関する是非はあると思うけど、嫌悪を表情で示さないといけない局面って、この年になるとあんまりないなあって思う。
若くてなめられがちな女子は表情で拒絶を表す護身の必要もあるし、子どもがいるとしつけのために怖い顔もできないといけないだろう。そういう時期が女にはある。でも、50すぎた今だと笑顔で圧かけることだってできるし、眉間にシワよらなくてもさほど問題ない。完全に深いシワになるとボトックスだけじゃ取れないので、そうなる前、手で戻しても戻りづらくなったなって思ったらカウンセリング受けるといいと思う。ピンポイントならそんな不自然にならないし、ダメなら数ヶ月で元通りだし。
薄らシミや加齢くすみも、化粧品よりはフォトフェイシャルとかのほうが確実に薄くなる。ピンポイントでレーザーでシミを焼きとるメニューもあるけど、フォトフェイシャルは全顔の肌質が底上げされて薄いくすみが取れるのがいい。照射のあとはヒリヒリ感が気になったりするので、消炎効果のあるトラネキサム酸のイオン導入でクールダウンしてる。これでだいたいポイント還元とか入れて1回1万円強ぐらい。2ヶ月に1度施術するとしたらデパコスの美白美容液買い続けるより安いと思う。
リバウンドした
きびしい!!! なんか外出できないので、がんばった自分に対する「小さいご褒美」が設定しづらいというのが大きいと思う。がんばれない。思えば、ちょこちょこと可愛いコスメを買うのは、馬の鼻先のニンジンとして手頃で無害で本当によかったんだなって思ってる。今はちょっとした旅行にも行けず、おしゃれして行く場所もなく、何もない。本当に困ってる。
まず、ほしいのはあくまでご褒美であり、もし目標を達成せずご褒美が手に入らなくても、それが罰とか我慢になってはいけないわけで、日常必需品とか「手に入らないとつらいもの」をご褒美にするわけにはいかない。あくまで不要不急のお楽しみ、かつ家計とか収納場所を圧迫しないものである必要がある。なんかいいアイディアがほしい。