「ファイトケミカルスープ」を作り置いてる。
免疫力をアップするとかガン予防になるとかいろいろ誇大なこと言われてるけど、別にそれを狙って食べてるわけではない。植物に含まれる微量なあれこれがなんか良い「らしい」レヴェルの話だと思ってる。普通に野菜スープなので悪いことはないし作り置きには便利。
レシピ
- キャベツ…100g
- タマネギ…100g
- ニンジン…100g
- かぼちゃ…100g
これらを適当に切ってひたひたの水で20分間煮込んでやわらかくなったら出来上がり。うちでは特に計量せず目分量で同じぐらいの分量をバーミキュラ(18cm)に刻み入れて、コップいっぱいぐらいの水を入れて、3口コンロの一番小さいコンロを一番弱火にしたとこに載せて放置、というアバウトな感じでやってる。野菜の歯ごたえは残らないぐらいが好き、栄養的にはよくないと思う。
味付けについては塩だけなんだけどレシピによって書かれてる量が違って総じて少ない。私は塩ひとつまみぐらい入れるけど味付けとしてはほぼ無。
とはいえ、私はそのまま食べない。味のないスープは許容できない。味噌汁にしたり、カレールー入れてカレーにしたり、カップスープの粉を解き入れてシチュー風にしたり、飽きたらミキサーにかけてポタージュにしたりいろいろバリエーション作って食べてる。サラダチキンやベーコンみたいな肉を足したり、煮た豆を入れたり、市販の餃子とトマトジュースとコンソメ入れてラビオリ風にするのも美味。
要は、単体でスープとして飲むのではなく、食事に野菜がちょい足しできる便利なストックという位置づけで使っている。大きい保存容器に入れて冷蔵しておいて3日分ぐらいになる。
実はこのレシピの野菜のセレクトには秘密があって、 分類学的に違うものが組み合わせられてるのだ。
- キャベツ =アブラナ科 アブラナ属
- タマネギ =ネギ亜科 ネギ属
- ニンジン =セリ科 ニンジン属
- かぼちゃ =ウリ科 カボチャ属
よくある話として、野菜を何品目も食べても、案外全部同じ仲間だったりする。
たとえばナスとトマトとピーマンの煮込みだと全部ナス科、みたいなことになる。意図的に違う種類を組み合わせるという考え方がちょっと魔法っぽくて面白い。で、同属なら置き換え可能。なので飽きない。
具体的には同属の野菜はこんな感じの顔ぶれなのでバリエーションはいろいろ考えられる。雑に置き換えてもぴたっとくることが多いと思う。
- アブラナ科
- ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、コマツナ、ケール、カブ、白菜、ルッコラ、大根、クレソン、わさび
- ネギ科
- 玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、らっきょう、エシャロット、アサツキ、ワケギ
- セリ科
- アシタバ、セロリ、セリ、ニンジン、パクチー、ミツバ、パセリ、フェンネル
- ウリ科
- キュウリ、トウガン、ヘチマ、ゴーヤ、ズッキーニ
ちなみに、メジャーな野菜だと、ナス科(なす、トマト、ピーマン、芋など) ヒユ科(ほうれんそう、おかひじき) キク科(シュンギク、ゴボウ、レタス、フキ、キクイモ) あたりが入ってない。このへんはアクが強いのでスープ向きではないという感じもある。
しかし、キク科のメンバーを並べるとチーム感がなさすぎるな。