お題「#おうち時間」
タッチアップできない状態でファンデ買うのって完全ギャンブルだし、カラー診断とか受けて自分の肌色の傾向がわかっていても、そもそも売ってるサイドの「クール・ウォーム」とか「ピンク系・イエロー系」とかの分類もブランドごとに差がありすぎで、まったくわからない。「標準色より少し明るめでオレンジっぽくない色」ぐらいの雑な認識で日頃ファンデを買ったりサンプルもらったりしてるけども、それでもむちゃくちゃ色相にズレないかこれってたまに思う。
売り場でタッチアップしても正しい色をおすすめしてもらえるとは限らない。塗られた自分は「いや、これなんか中国のお面でこういうのあったやん」って思ってるのに「お色が白いので、ピンク系映えますよねー❤」とか強引に押されたりするし*1、いや、もっと言えばカウンターで自分に合うファンデを選ばれることのほうがレアな気すらしてきた。
ちょうどサンプルとかも含めてファンデの持ち玉がたまってきてたし、スウォッチ下手だけど比較記事やってみる。ブランド横断でファンデの色味を比べてる情報ってなかなかないので、いろんな人のが見たい。
エントリーリスト
- 資生堂シンクロスキン ティンテッドジェルクリーム ベリーライト
- 資生堂シンクロスキン セルフリフレッシングファンデーション 120 アイボリー
- 資生堂シンクロスキン グロー ルミナイジング フリュイドファンデーション オークル00
- ベアミネラル ベアプロ リキッドファンデーション 3 シャンパン
- ボビイブラウン インテンシブスキンセラムファンデーション 0.75 アイボリー(リニューアルして色番かわりました)
- NARS ナチュラルラディアントロングウェアファンデーション 6603 ゴビ
- NARS ナチュラルラディアントロングウェアファンデーション6605 ドーヴィル
- NARS ナチュラルラディアントロングウェアファンデーション6600 オスロ
- 江原道 アクアファンデーション 013
- アンプリチュード ロングラスティング リキッドファンデーション 10
- CLIO キルカバーピンクグロウクリームクッション 03 リネン
所感
1番。見るからにピンク。ティントジェルは薄付きで強く発色しないので日焼け止め感覚でだましだまし使ってはいるけど正直あまり気に入ってない。イエローみが強いパウダーで抑えてカバーしないと時間がたったときに赤くテカった感じになる。次にこの手のジェルファンデ買うならベアミネラルの1.5番バーチかな。(赤みが少なくてよさげだった)
で、今回新しく買って最高だったのが、2のセルフリフレッシングファンデーションの120。日本では伊勢丹限定らしく、そして私は伊勢丹派ではない。子供の頃からデパートは大丸派。わざわざmeecoのアカウント作る意欲がなく、海外通販で買ったら正価の半額ぐらいで、なんならマキアージュより安かった。*2思ったとおりの黄みも赤みもない明るいファンデーションで嬉しい。伸びもいいし自然だしカバー力もあって何も困らない。最高。
それ以前に肌の色味が気に入ってたのはグロールミナイジングのオークル00とNARSのドーヴィル。売り場で確認したらグロールミナイジングオークル00はセルフリフレッシング130番相当ということなのだけど、セルフリフレッシング130番はグロールミナイジングオークル00より「はだいろ(ペールオレンジ)」っぽい彩度が強いように感じて見送ってた。こうしてみると、グロールミナイジングオークル00とセルフリフレッシング120番はかなり近い。でもオークル00のほうが若干「はだいろ」よりで120のほうが理想に近い。120の明度が少し落ちたら完璧かも。
一方、NARSドーヴィルはそれらより明らかに明度は低い。でも、黄みも赤みも強くなくて塗った時にくすんだ感じに見えないし、カバー力があるファンデは1トーン落としたほうが厚塗りおばさんっぽくならないので、他のファンデをある程度使い切ったら現品買いたいくらい気に入ってる。
4番、ベアミネラル。赤みがない色というリクエストで出てきたのはこれ。かなりレモンイエロー系。悪くはないけど仕上がり感がちょっとマットな感じなので「ええとこの奥様」風になる。肌だけ。ベアミネラルのファンデは仕上がりはともかく肌への圧迫感のなさがすごく良い、でもムラになりやすくて塗るのちょっとむずかしい。水スポンジで手早くするのがコツかも。
(ベアミネラル公式)
こういう感じなので、全体に肌色の彩度は高めに仕上がってるブランドと考えてよさそう。選ぶとしたらやっぱり3番しかない。でも黄色い。
5番、ボビイブラウン、これ売り場で一応色は見てもらったはずなんですけど笑っちゃうほどのピンク!カラーチャートで見てもあからさまにピンク系だった…「色白だからピンク系」という先入観パターンなんでしょうかね。あからさまに赤いし、塗るとむちゃくちゃ赤ぐすみするんですよ。世間では評判いいのにイマイチだなとずっと思ってたけど色が合ってなかったのね。ツヤ感はキレイなのだけど。
ボビイブラウン公式
カラーチャートでみたらむちゃくちゃ赤かった。ダメじゃん。だいたい「クールトーン」でピンクになるのちょっと意味わからなくないですか。クールっていったら青みであって赤みではない。オレンジみが強い肌色が「ウォーム」でオレンジみが強くない灰色っぽい肌色が「クール」であってほしい。
売り場に行く時、自分の肌色は自己申告しないんだけど「赤みのない色」ってオーダーしないとだいたいこういう地雷を踏むことになるような。ちゃんとニュートラルな明るいオークル出してくるのはいまのところ資生堂さんだけ。
678は手持ちの8色入りサンプルがあったので、そこから。
6番、ゴビ。これもベアミネラルと近いんだけどベアミネラルよりは自然。カバー力が強いので白浮き感が出るのが難点。7番より彩度が高いのが並べるとわかりやすいかも。
8番、比較のために出してみたオスロ。NARSのピンクファンデは本当に黄みがない。よく言われるけどあまり観測したことがない「ブルベで色白ピンク肌」って人がいるならば、たぶんこういう色だと思う。世間のピンク系ファンデは「赤みペールオレンジファンデ」なのでブルベ色白にはだいたい合わないと思う。
NARS公式
サンプルに入ってなかった6599(2019年春に追加発売されたらしい)はゴビを一段明るくした色というポジションにいるけど、説明としては「ピンクと黄みのバランスのとれた非常に明るめの肌色」らしいので、彩度低めの明るい色である可能性がある。試してみたい。
9番、江原道。ファンデの質自体はとても良いのだけども色展開がちょっと問題でこれが標準色、これより明るい色は「ピンクオークル系」しかない。さらにしばらく置くと何故か赤茶色っぽさが浮き出してきた。前に試用した時、昼の時点でひどく顔がくすんでて、薄付きのファンデだしスキンケアの問題かと思ったら明らかにファンデの問題であったことに今更きづいた。質感は好きなのだけど使える色がなさそう。残念。
江原道公式
10番、アンプリチュード。色味はドーヴィルと近いけどかなり薄付き。非常に高価なんだけどまだ良さがあんまりわかってない。これより明るい00番はあまり色がつかないコントロールカラー的な色らしいのでそちらのほうが良かったかもしれない…
11番 CLIO これは良くも悪くも韓国のベースメイクという感じの色白ピンク志向な仕上がり。持ち歩き用には便利で、三角地帯のトーンアップにはわりと便利。
全顔に使うなら、ここで出してませんがミシャのグロウテンションの22番がちょうどよかった。これも、色味としては暗めではあるけど彩度も明度も高くなく、浮かないのがポイント。
しかし、ブランドごとに色相違うの薄々感じてはいたけど、こうやって並べてみるとかなり壮観だし、同じ標準色とかでも全然違うと思う。ファンデ選び難しいね……