咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

4/2の記録

今日はオフィスに出社した。これもまた危機感がないといって叱られそうなやつだ。

とはいえ、家からオフィスまでは徒歩だし細い路地をくねくねと歩いて出勤していてそんなに誰かと会ったりエレベーターのボタン以外の何かに触れることもない。出社すれば仕事に専念できる環境がある。ウォーターサーバー、適度な運動、そして食事が手に入るので出社したほうが捗る。東京が急速に危なさをましているのでチームメンバーがリモートで仕事できるよう上長にかけあってセキュリティ関連の承認もらうなどした。あと、新卒社員の研修。これはリモートで開催。平常時はぼんやりしつつも有事の際にはそれなりに頑張る方針でやっていってる。

サービスを提供するというのは、こんな時だからこそ必要な仕事だと私は思っているし、普通の人が普通の生活のことを記録することが世界を変えると信じている。

しかし、リモートワークって、夢とか理想みたいに思われてたけど、そんな万人にとって良いものではないよって私は思っていた。実際、こうなってやむを得ずリモートワークにしないといけない状況になると、やっぱりつらそうな人も多い。特に家族と暮らしてる人は大変そう。学校が休校になってるから子持ちの人々は家で腰を据えて仕事できる環境ではなかったり、子どもがいなくとも配偶者や親との関係がしんどいという話も聞く。

リモートワーク、事業所として自宅を整備できるか、そういう空間的金銭的余裕があるかないかで大きく体験はかわってくる。一人暮らしならばそれが比較的可能だけれども、家族がいると、家族にとっては生活の場であったりリラックスの場であるところにピリピリとした仕事を持ち込むことになるので、一気に緊張感が出る。ただでさえ陰鬱なニュースが続きみんなストレスが溜まっている中、これはきついだろうなと思う。いい椅子、いい回線、大きいモニタがあれば解決するというものでもない。作業部屋が必要。人数分の寝室と共有スペースとしてのLDK、その他に作業できる部屋があってようやく人間らしい暮らしという感じがするけど、都市部でそれやるのは難しそう。

そろそろ出社もダメになってくる可能性があるので、名残を惜しむようにオフィスで飲んだ。
人と会ってお酒を飲むのはやっぱり楽しいことだとしみじみ思う。早く屈託なく飲みにいける世界に戻ってほしい。