買ったものをちゃんとレポートしていこう運動。
www.narscosmetics.jp
#2985 HOT KISS
MAQUIAのメイクページでブルベ向けのモーブローズとして使われてたのが非常に良い感じに見えたので、あんまりタッチアップせずに通販で指名買いしちゃった。
私はとにかくモーブローズという色に弱い。しかしモーブローズは結構難しくて、マットだと、ボルドーとかプラムみたいな黒みが出すぎて昔のスケバンみたいになったり、逆にローズみが強くてマダムっぽい迫力出たり、ラベンダーみたいに青く転びなりすぎてプールから早く上がれって感じになることがある。NARSで言えばオーデイシャスの#2827がまさにプール長く入りすぎた色だった。
でも、#2985はちょうどよい色で、雑誌で見たイメージ通り。ラベンダーほど血色悪くならず、ローズほど華やかにならず、プラムほど怖くならない絶妙なラインで、そこまでメイク頑張ってないときでも普通に使える。おそらくイエベの人がマットなテラコッタで今っぽさを出すみたいな感じで使えるトーンだと思う。なんか2019年秋のトレンドを買ったぜ!って満足感がすごい。ありがとうNARS!
その後、売り場に立ち寄っていろんな色をタッチアップしたときに、シアータイプの質感の面白さに気がついた。ありがちなサラッとした薄付きではなく、皮膜感が分厚い。分厚いんだけど色としてはあくまで透け感があって、なんとも言えない色気のあるテクスチャなの。これはシアーも絶対欲しいし、好きなヌード系も微妙なトーンが揃ってる。ヌーディだけどナチュラルではなくモードなのですよ。色付きリップやバーム、それからグロスとは一線を画した「シアーな口紅」でした。
どれも素敵だったけど、熟考して、買ったのがこの2本。(結局一本に絞れなかった)
#2944 DOLCE VITA
ドルチェヴィータはオーガズム同様にNARSの中でもアイコニックなカラーとしていろいろな製品が展開されていて、私もすでにチークで持ってて気に入ってる。ぱっと見た感じ茶色いんだけど頬にブラシでぼかすと青みが出てきてオレンジみがなくて不思議な発色だと思う。ちなみに新しくでたロレアルのチークのプラムトーンがその逆で、どうみても青み色でブルベ向けって書いてあるのに伸ばすと黄みがでてテラコッタみたいになってびっくりした。
長く愛用している好きな色だしリップとおそろいにしてみたところ、やはりこれは私が塗るときれいな血色で、コーラルとかアプリコットみたいなジャンルとして使える肌なじみローズ。手持ちのオーデイシャスのヴァネッサ #9483と似てるような気がして比べてみた。
うまくピント合わなかったけどトーンが近いのはおわかりいただけるかと。で、#2944がノンパールなのに油膜の厚さで乱反射して少し偏光してるような光沢になってるのも伝わるかな。全体にこういう輝きがあるのがシアータイプ。全色欲しくなる気持ちわかる!!
日常に使えるけど退屈で無難な感じにはならず、かっこよく色っぽい大人っぽい、まさにフェリーニの映画でアヌーク・エーメがつけてそうな色だと思う。
#2946 DAMAGE
ミューテッドグレープということでかなり紫っぽい色を想像していて恐る恐るタッチアップしたら惚れてしまった。シアーなので馴染むんだけど、馴染みすぎて普通の青みピンクになったりはしない。あくまでパープル。ディープな葡萄色をグロスで薄めたような、青みピンクの上に黒グロスを載せたようなそういう発色。これも全然優しげな色ではなく強そう。でも、肌には馴染むのでオフィスで使える。もしかすると#2985のシアー版という感じ?と思って比べたらトーンは割と違った。#2946のほうが青み強めで、#2985には少しブラウンのようなニュアンスがある。産毛は無視してください。
2985のマットな質感、こうやって見るとかなりパウダリーでぺったりとはつかない。なので難しめな色もちょっと透け感を伴って馴染むように思う。染め抜いたようなマットにはならないのが今風なのかも。
秋コスメに関してはここまでで相当の満足感があって、物欲は収まってる。近況はこんな感じです。