咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

弾丸別府ツアー(ITM-OIT往復)

週末を利用していろんな街に弾丸小旅行をするというスタイルでJGC回数修行をやっている。

もともと、新潟在住おじさんと遠距離恋愛をしていて頻繁に飛行機を使うんだし、どうせなら修行しちゃおうというところからスタートしてるので、あまりコストのことは考えてなくて、楽しさ重視でやっていくことにしてる。

で、しばらく予定が空くと伊丹から直行便が出ている街を調べ、どこに行こうか考える。

どうも私には旅で好奇心を満たそうというような意識の高さがなくて、その土地で美味しいものを食べてお酒を飲んで、できれば温泉に入る、あるいは面白い乗り物に乗る、次点としては綺麗な景色を見る(特に海と星とか夕日とか)ぐらいまでしか考えてない。

今回は、別府の竹瓦温泉の近くで、昔なじみのソムリエがビオワイン専門のワインバーをやっているので、その店を目指して、温泉とワインがテーマということになった。
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もともとは三軒茶屋でスパイスが効いた面白い中華料理とワインを出すお店をやってたマスターが郷里の別府に帰って開店したお店。マスター、三軒茶屋時代は謎中華おじさんという風体だったけど、今はちょっとおフランスの香りのするイケおじソムリエになってシュッとしてる。お店のメニューも、ちょっといいチーズとかコールドミートとかをフランスから仕入れて出してたりするようになった。

例によってダイナミックパッケージにしようと思ってたら、パックツアーのほうでより格安なプランを見つけてそっちにした。ちょうど10000マイル溜まってたのでクーポンに変えてお安く申し込むぜ、と思ったところ、ミスってeJALクーポンじゃなくて紙のクーポンに変換してしまった。eJALクーポンは10000マイルで15000円分のクーポンに交換できるのに、紙のほうは12000円分にしかならない。しょんぼりしたけど仕方ないのでそのまま申し込み。


変に損をしてしまったので往復とも一番安いフライト、安い宿にしたところ、出発が午後便、帰りが午前便というすごい弾丸ツアーになってしまった。これもはっきりいってミスだと思う。

そして、あとからもっといろいろミスが発生した。ちょうどその日程とかぶる形でユーフォのイベント「宇治でお祭りフェスティバル」の開催が決まり、新潟在住ユーフォおじさんが京都に来ることになったり、さらに友人の結婚式二次会が日曜日に決まり、むちゃくちゃである。ツアーは早めに解約すればキャンセル料かからないんだけど、今回はクーポン使ってたのがネックになった。買ったチケットを払い戻すとクーポン分は帰ってこず12000円相当がまるまる無駄になる。仕方ないし、ハードだけどなんとかやっていくことにした。

まず、ユーフォおじさんは前日から京都に来たので金曜の夜デートした。
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にほん酒食堂しずくさんからの笹蔵さんへのはしご。ていうか、食べログの予算、あきらかに変だよこれ。しずくさん、日本酒五勺で700円とかするんだしお通しと日本酒1杯+何か一品だけで予算超えちゃう。一方、笹蔵さんはそんなに馬鹿高い感じではなかった。メニューに値段が書いてなくてのどぐろとかウニとか絶対高いメニューがしれっと混ざってるから調子に乗ると会計爆発するのは想像できるけど。
そして笹蔵さんは初めてだけどかなり好みの店だ。会社帰りとかしゅっと飲みたい感じだった。

翌日、二日酔い気味でぼんやりしながら空港に行ったら、いきなり飛行機に遅延が発生している。30分遅れ。ただでさえ滞在時間が短いツアーなのだからこれはつらい。

さらに宿泊施設のチョイスもミスったことが判明した。

別府の温泉街は2エリアにわかれる。竹瓦温泉がある駅から海に向かって広がる温泉街。こっちは塩化物泉が主体。で、地獄めぐりとかある山の方の温泉街。こっちは硫黄とかミョウバンとかいろんな色の多彩な泉質がウリになってる。泊まったホテルはリーズナブルで良い宿ではあるけど、立地が不便だった。両方の温泉街にアクセスできるんだけど、どっちからも微妙に遠い。もう少し良く考えて駅の近くのホテルにすべきだった。空港バスの最寄り停留所から宿までが1kmちょいと微妙に遠く、またここでビハインド。あと、帰りはバスがないので必然的にタクシーになるわけで、そしたらちょっとぐらいの安さに釣られずに店からの距離を考慮して選ぶべきだったんじゃん、と、そろそろ自分に対して腹が立ってきた。

結局、チェックインしてバスに乗って竹瓦温泉についたら、もう7時ぐらいになってた。砂風呂の待ち時間があって、お店についたら8時半ぐらい。実はここでもミスっている。
www.city.beppu.oita.jp
竹瓦温泉の砂湯じゃないほうには洗い場がない。砂湯に入ったあと体を洗ったり髪を洗うには砂湯用の洗い場を使う必要がある。そこをあまり深く考えずに、砂湯のあと砂を流して普通のお湯のほうでゆっくり洗おうと思っていったら思いのほか何もなかった。体は辛うじて洗ったけど、シャワーなしで髪を洗うのはなかなか大変なので断念した。ちなみに、普通のお風呂は100円。由緒ある建物で軽くお風呂入って休憩するだけというのも悪くはないと思う。他で髪や体を洗っていればね。


お店は、竹瓦温泉の眼の前の路地を入ったとこにある。このへんは歓楽街で風俗系のお店も多いけど、この路地「竹瓦小路」は小奇麗に整備されてておしゃれな店もある。


今回飲んだ中では、このアルザスの白がよかった。酸味が効いて香りがくどすぎず甘くない、いわば淡麗辛口、みたいな系統。日本酒でもワインでもそういうのが好き。

二日酔い気味だし翌朝の出発も早いから、早めに終わりにしようと思ってたのに、飲んでるうちに元気になってしまい、マスターと話し込んでるうちに結局閉店まで居座ってしまった。完全にミス。2次会行くぜみたいなノリにすらなってたけど、さすがに帰らないとまずいと思ったので、そこは自重できた。ただし、調子に乗って高いワインをたくさん飲んだので会計は爆発している。

髪の毛洗いそびれてるし、宿の温泉に入ってないから、翌朝は朝風呂に入って、朝ごはん食べて、ホテルの送迎バスに乗ろうと決意して眠った。温泉は6時から。食事は7時から。そして送迎バスの出発は7時半。全部手早く済ませればなんとかなる。5時半にアラームを仕掛けて眠った。

しかし、蓋を開けてみたら盛大に2度寝していて起きたら7時26分。一瞬で着替え、髪を束ね、手荷物をバッグに詰め込んでフロントまで走ってチェックアウト。どうにかバスには間に合ったけど、どすっぴん以前の問題、顔も洗ってない、なんならトイレにすらいけてない。そういう状態で駅まで向かうことになった。

駅についたら空港バスまで微妙に時間があったのでロッテリアでコーヒーを飲み、トイレに行き、シートマスクで顔を拭き、日焼け止めを塗ってどうにか最低限のすっぴんになった。その後、空港バスで横に短パンをはいた大柄のお兄さんが座ったため、揺れるたびに素足が微妙に当たって辛かった。(痴漢とかではなく、生足のデブ2人が隣り合わせたための不幸な事故ではあるが)

空港についたら、また遅れている。この遅れた10分は、2時間前の自分が死ぬほど欲しかった10分なのだけどな。詫びマイルが欲しい。

さらに、伊丹から京都駅につくまで後ろの席のマダム2人組がずーーーーっと職場の人の悪口を言ってて最悪だったんだけど、耳栓代わりのイヤフォンを今回の旅では家に忘れてきていて、これまた辛かった。

最終的に無事旅は終わり、ワインは飲めた、砂風呂にも入れた。ここまではクリアできたけど、他の点において何もかも失敗していると思う。近いうちにリベンジしたい。次は冬にでも。これで38regめなのでそのころにはもう修行も終わっているはず。