咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

日帰りで隠岐に行った

出雲-隠岐間を飛んでるJACの便の機体が、7月からATRの新型機になる。JACは全社の機体統一を図っており、これでSAAB 340Bは退役、国内で乗れるのがHACだけになってしまう。340Bに一度乗ってみたいと思ってたので、予定を調整したんだけど、どうしても予算と日程の都合的に5月6月に隠岐や出雲で1泊する旅程が組めなかった。

仕方なく日帰りすることにした。早朝の便で伊丹から出雲に向かい、そこから隠岐。隠岐着が10時。帰りは14時40分発の隠岐-伊丹便で夕方には戻ってくるプラン。隠岐の滞在時間は短いけれども、お昼を食べて港周辺を散策するぐらいの余裕もなくはない。日帰りで3reg稼げるのは効率が良いといえばいいけど、そこまで効率を求めているわけではないし、基本的には楽しさ重視で行きたい。

早朝の伊丹はだいたいむちゃくちゃ混む。7時15分までに出発する便が集中してるところ空港が開くのは6時なので普通に混むんだけど、平日はまだビジネスマンも多く、手間取る人も少ないし、優先レーン使える上級会員も多いからわりと流れる。でも今日は優先レーンにまったく人がいなくて、みんな一般レーンに並んでるし、プリントアウトした旅程表片手にいろいろ手間取っているツアー客らしき人々も多い。

思うに、今年のような10連休がわかっている場合だと、その日程に人が集中し、翌週以降が落ち込む傾向があるのは明らかだ。だから、旅行会社も頑張って先週末や今週末にお得なツアーを売ったのであろう。とにかく、むちゃくちゃ大声で話す女性の団体が多くて疲れた。でも修行が終わったらこういう時でも空いてる優先レーンでスイスイ行けるのだと思うと、モチベーションが上がってしまう。

これが340B。
機体は年季が入ってて、機内に漂う旧国鉄の匂いが楽しかった。低い高度でミシミシと飛ぶ。楽しい。

お昼ご飯を探しに西郷港の近くを歩いた。静かだけど生活の気配はあり、飲食店はわりと営業してる。地元の人向けの喫茶店みたいなのが多くて、あまり観光ナイズはされてない。




風が強くて、潮の匂いと強香種のバラの香りが混ざって漂っている。すごく良い。

周辺を歩いたけどめぼしい店がなかったので、ぐるっと港まで戻ってきた。観光案内所の向かいに「鮮魚センター りょうば」というのがある。お食事もあるとのことなので期待が持てる。
http://kainooukoku-oki.jp/restrant/012_ryoubahttp://kainooukoku-oki.jp/restrant/012_ryouba
調べたところ、店内で売られている貝類を持ち込んで食べさせてくれるらしい。これは良いのではないかと思い訪れてみた。

そしたら、海鮮丼専門の店にリニューアルされており、そういうのはなかった…。


まあ、これはこれでおいしかった。写真にうつってないツマの影に、むっちゃ上質な白身魚が隠れており「おおっ」ってなった。なので、それはそれで良かったんだけど、それでもせっかくだし貝食べたかった。鮮魚センターから地方発送してくれるといっても、送ってもらうとなるとまとまった数お願いする必要もあり、予算的にも食べる人数的にもそこまでは…とも思う。港近辺に食べさせてくれる店があるといいんだけど。あと、普通のと上とどう違うのか聞いたら、上はバイ貝が入るとのことだったから上を頼んだけど、バイ貝入ってなくて、そこだけは少し釈然としない。

このお店、ビールがなぜかむちゃくちゃ美味しかった。普通のスーパードライだけど洗浄とかコンディションが良いのか、それとも私のほうのコンディションが良かったかは不明。

ご飯たべてお酒も飲んで、朝早かったもんだから眠くなってきた。結局、あんまりやることなくなったので観光案内所で時間を潰し、バスに乗ってまた空港に。帰りの空港のアナウンスが噛みまくってて可愛かった。地方の空港のアナウンスって、アナウンス専門職っぽくない人が訥々と読んでることが多くて風情があると思う。

隠岐、少し不完全燃焼気味だったのでリベンジしたい気持ちはある。ちなみに、修行はこれで34regとなった。