ということで、晴れて疑いようのないブルベサマーの民ということになったのですが、ここで、メイクアイテムを選ぶ時に前から思ってることとして「ブルベだからブラウンはダメ」とかそういうことはないと思うんですよね。
というのは、イエベでもブルベでも黄色人種の瞳の色はブラウン~ブラックだし、肌の色はベージュだし、ブラウンやベージュがメイクの基本色であることは変わらないはず。でも、同じブラウンの中でも、腫れぼったくもくすみもしないちょうどよいブラウンは人それぞれあり、死人にならないベージュも人それぞれあるということかと。ブルベだからといってパープルやらブルーやら選ぶ必要はないと思ってます。
メイクアップアーティストの長井かおりさんが「アプリコットメイクは誰にでも似合う」を提唱してて、当然、ブルベ民からは異論が出てたりするんですけど、このアプリコット色も必ずしもイエベ向けとは限らないのかなと思うの。メイクは肌の上にぼかすものなので、アプリコットメイク ≠ 見た目アプリコット色のコスメを使うメイクなのではと。(そして、それがあんまり世間には伝わってなさそう)
ブルベの人の場合、肌にあった黄みのないピンクやレッドを薄く肌にぼかすとアプリコット色に発色するのでそこを目指すということなのかなと思うのです。
完全ビジュアル版 テクニックさえ身につければ、「キレイ」はもっと引き出せる 年代・流行・場所を問わない「一生モノの好感度メイク」 (講談社の実用BOOK)
- 作者: 長井かおり
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/05/25
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で、長い前置きのあとに、サマー目線で良かったブラウンとかベージュの話をするんですが、今回、新しく出た資生堂エッセンシャリストアイパレットの#06 Hanatsubaki Street Nightlife がすごい良いブラウンだったので紹介したかったのですよ。
これ、サイト上で見るとピンク味が強めですが、実際に使ってみるとそこまでの赤みはなくて、黄みとかオレンジ味を排除したローズブラウン系のグラデーションです。
www.shiseido.co.jp
店頭でタッチアップしてからずっと欲しかったんですが、店頭でもオンラインショップでも欠品。定期的にチェックしててようやく入荷したので買いました。
最左の一番薄いペールピンクと、左から3番目のローズブラウンはマットな発色。ペールピンクは見た目薄いですが、肌に乗せるとハイライトではなく影色です。左から2番目のグレイッシュなピンクベージュには細かいパールが入っており、自然なツヤ感が乗ります。一番右のダークココアブラウンはしっとりした粉質で繊細なパールが入ってます。これが怖くならずに地味な目元を強くしてくれる良いブラウンでした。で、粉質がすごい。フィット感がむちゃくちゃ高くて、こういう濃いめの色をブラシで目のキワにぼかして、時間が経ってもまったく崩れて汚くならないの。これつけてマッサージに行ったのですが、施術中うつ伏せになってたにもかかわらず全くにじみなしです。これ、非常に強いのではないかと。
私もそうなんですけど、ブルベ夏、大人は特に、あんまりキラキラテカテカしすぎない仕上がりが似合う人が多いと思います。かといってマットも苦手で、ほんのりツヤがあるような繊細な仕上がりがほしいのです。これはまさにそういうやつで、資生堂さんはこういう神のような色をたまに出してくれるので助かりますね。
さらに、今回、現品を手にとって気づいたのですがケースがすごく軽いし薄い。ブラシとかはついてないけど、最近は付属のチップはあまり使わないし、かえって親切かも。これで4000円はコスパ良いと思いました。