咎もなく誉もない日々

そうでない人がそれなりにやっていくブログ

Noom ワンクール終了した

www.noom.com

16週間ワンクールのメニューが終わった。結論からすると自分には向いてなかった。解約うっかり忘れて課金されたけど、コーチを通じて解約申し込んだら返金されてそこは親切だと思った。というか、サービス自体は悪くないと思う。合う人には合うはず。

これは、食事と、歩数と、その他にやった運動などの生活を記録していきつつ、週に2回ぐらいコーチから与えられる課題をこなしていくことで減量するというアプリ。「人工知能とコーチのサポート」と書いてあるけど、ほぼ人工知能の存在は感じなかった。

で、この課題がグループワークで、グループに入ってる人がどういう人なのかあまり良くわからないのが私にはネックだった。グループのメンバーのバックグラウンドや人柄を知る手がかりがなにもない中、健康に関するパーソナルな話をしつつ応援しあいましょうってノリがどうしても馴染めなかった。発言には気を使うわりに、一緒に頑張ろうという共感がわかず、応援し合うという雰囲気にもならず、毎週のグループワークがつらくてつらくて。

それだけじゃなくて、食事記録するのも会社が終わる時点で毎日「あと300kcalしか食べられないのか…」って気持ちになるのが予想以上にダメージ大きかった。Noomのメニューでは自分の場合は運動しない場合 1日の摂取カロリー上限が1300kcalぐらいで、朝400kcal、昼600kcal食べると夜は300kcalしか食べられない。通勤も含め、運動することでもっと食べられるんだけど、最終的な収支は1日が終わるまでわからない仕組みなので、いつも本来許容されるカロリーより低めが表示される。こういう細かい作りが苦痛を産んでいる。

10週目ぐらいからアプリを開いて記録すること自体がストレスとなってしまい、コーチが心配してメッセージ送ってくるのもつらくなってきて、そうなってくると本当に生活全般に何も前向きになれなくなり、最終的にはむしろ太ってしまったというね。(体調崩したりと、他にも要因はありましたが)何をやっているのだと。

単純に言って、人間関係がストレスになるタイプに人間関係が発生するアプリは向いていない。まあ、ジムに行ってた時も顔見知りになったトレーナーさんに声かけられるのが苦手でフェイドアウトしてしまったぐらいだし、考えてみたらダイエットに限らず、ギルド作るソシャゲもダメで、イベント攻略しようって言った瞬間離脱してたし、協力プレイがあるゲーム全般ダメだ。まあ、仕事ならいいけどプライベートでは無理なのだと思う。

このアプリが向きそうな人は

  • 人と人とのふれあいが苦にならない人
  • みんなでがんばるのが励みになる人
  • あまりダイエットに関する知識がなくて基礎的なとこから知りたい人
  • 失敗を他人に開示することがあまり恥ずかしくない人
  • コーチを信頼し、頼れる人

なんというか全体にコミュニケーションの作りがアメリカっぽいと思う。なので、アメリカの学校の授業の話聞いていいなって思う人ならよさそうだし、すごい肥満の人が何十キロも痩せるには向いてると思う。移動は基本車で、食事はピザにアイスクリーム、みたいな人がいくぶん健康的に習慣を変えて痩せるには非常によさそう。これ、毎日の歩数の目標があるんだけど、デフォルトだと2000歩だった。ちょっと近所のコンビニに行くだけでクリアできてしまう。その程度の運動もしないライフスタイルの人向けで、もともとある程度は健康に気を使っているが週に1度ぐらいの暴飲暴食癖があるために小太りで代謝悪めでメンタル弱く他人に気を使ってしまう日本人中年女性向けではないような気がする。

途中から「あすけん」使いだして、これは栄養士が指導ってあるけど実際にはAIで自動メッセージが出てくるだけなのでむしろ気楽。食べすぎても相手は機械なので恥ずかしくない。他の人の日記も読めるけど、インスタを流し見してるみたいな感じで、付かず離れずの距離感で勝手に励みにできるよう良く出来てるし、月額課金しても300円と格安であり、やっぱりなんかユーザーの国民性ってあるなと思った。
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