金曜の午後になって、ついに頭痛めまいの限界が来たので早退した。
マッサージ屋さんにいったけど、今回の施術担当は揉みほぐしがポイントにぐっと入らなくてゆるい感じで、さらに横のベッドの施術者がずっと話しててしんどかった。「施術中に話して相手のことを知るのが大事だと思っていて、黙ってる人はやりづらい」的なことを話していたんだけど、この人、たしか前回の担当者だったはずで、そして、私のときには特に話しかけるでもなくずっと黙っていたんだぜ。まあ、黙っててくれるのは助かるけど、そういう種明かしをされるのは良い気分ではない。そしてマッサージされながら知らない男のどうでもいい話にあいづち打ってる若い(ような声だった)女性にも同情する。
まあ、コミュニケーションする相手がいなくて寂しくて疲れてる人と、コミュニケーションのしすぎで疲れてる人といると思う。私とかはだいたい後者なのでリラックスしにきた場所で無駄な話をしたくないし、ちょっと黙ってくれって思う。
マッサージされながら話すのが嫌すぎて、日本語のコミュニケーションがうまくない中国人の店に通ってたことがある。最初は黙っててくれたのに、本質的にはおしゃべりしたかったらしく、だんだん日本語がうまくなってきて、ついに、ホットペッパーとトラブルになってサポートにクレーム入れてようやく思い通りにしてやったみたいな武勇伝を話し出して、そこからは行ってない。同業者がいじめられてることを考えるとそれだけで体がこわばるし。
とにかく釈然としないまま家に帰って、そして土曜は何もしないと決め込んで1日眠った。
アズールレーン、面白いけど、体に悪い気がしてきた。疲れた時に小さい画面をずっと見てるのはよくない。自分の仕事疲れと疲れの方向性が同じだと思う。もう少しペース下げて、違うベクトルの活動したほうがよさそう。仕事とはベクトルが違う活動って、料理とか自転車とかお風呂入るとか昼寝とかお買い物とかそういうやつ。
で、日曜に女の子が家に遊びにくることになって、元気だしてリンゴのケーキを焼いた。いわゆるキャトルカールをベースにリンゴのキャラメル煮とラムレーズンを入れたごくベーシックなやつ。
日曜の午後からガールズトークっぽいことをして、夕方から磔磔にNegiccoのライブを見に行った。
jizueの片木希依さんがサポートというのでどんな感じかと思ったら、中盤から最後までほぼピアノアレンジのアコースティックセットリストだった。いわゆるアイドルライブっぽい心構えで臨んだけど予想外にしっとり大人路線。特に「土曜の夜は」をピアノ一本と3人のコーラスだけでやったのはゾクゾクした(当然いい意味で)。アンコールの江南宵歌も異常にかっこよかった。ラインダンスはやらなかった。関西圏のお客さんが多いのかと思ったら、案外、隣も前も新潟から参戦おじさんだった。愛がある。
しかし本当に3人共可愛くて声質も人柄も良いのね。どこに着地するのかと思わせておいてちゃんと着地するトークも面白かわいいし、客層もなんだかほんわりとしていて穏やかだったので、また機会作って見に行きたい。可愛さと癒ししかない空間。
気分が良いライブだったので、帰りにお酒のもうと思って仏光寺を西に歩いてたら、気になってた京都酒蔵館の前を通ることになった。ちょっとのぞいたら空いてたし、3種類ぐらいの利き酒セット頼んでしゅっと飲むかぐらいの気持ちで入店。したはずなのに、なんとなく15種類の利き酒セットを頼んでしまった。量的には2合ぐらいだけど、ひとりだとアウトプット先がないので利き酒としてはどうなのかって感じする(一応スマホでメモしたりはした)
店の人も特に話しかけてくることなく、というか、カウンターが空でちょっとさみしかった。おそらく入店当初店内がすごくうるさかったので私なんだか機嫌悪そうに見えたんだろうし、たぶん気を使って放っておいてくれたんだと思うけど、本当は少し話したかったのでなかなかうまくいかないものだなあと思った。
お店でひとりで飲むの、嫌いではないが正直なところ得意ともいえない。お酒飲むと誰かと話したくなるし、その相手がいないのは寂しい。人間はめんどくさいね。