誕生日に酒燗器をもらったので、いろんなお酒をいろんな温度でいろんな肴と飲みたいけれど、ひとりで飲み食いできる量には限りがあるので友達を集めて遊んだ。
近所の飲み友達であるところのむむ先生は、例年この日程は徳島の「マチアソビ」で声優ユニット清桜と日本酒イベントをやってるんだけど、今年はイベントがないのでうちにお酒を急速冷却するガジェットを持って遊びに来てくれた。マチアソビの日にむむ先生と日本酒イベントをやってるということは、うちが清桜です。(それが言いたかった)
温めたもの
- 本田商店「龍力 生酛づくり 特別純米」
- 燗酒といえば毎年これが優勝する。本当に間違いないと思う。常温で飲んでるうちから「これ温めたらおいしいやつじゃん」ってみんな思うレベルで燗あがりするし、コスパが良すぎる。一升瓶で買いたい。
- 久保本家酒造「おこぜ」のBY22
- 西陣の鵜飼商店さんで「燗して飲みたいんでおすすめを」って言ったら奥の貯蔵庫から出してくれた。熟成酒は実は苦手で、って言ったら「よくあるひね味はないから」って強くすすめられ、まあ自分がダメでもみんなは古酒とか好きだろうし、もし本当に美味しかったら最高だしと思って買ってきたら、本当においしかった。ひね味がなくて、温めると濃縮された香りと味だけがふんわり広がって幸せさしかない。鵜飼さん、昔ながらの酒屋さんって感じで正直敷居高いんだけどちゃんとしたの出してくれるからこういう時には本当に頼れる店。西陣、20年ぐらい前に住んで働いてた街なんだけど、あんまり様変わりしてない。当時から採算取れてるのかよくわからないお店が元気に営業してる。
- 木下酒造「玉川アイスブレイカー」
- 夏場にロックで飲むことが推奨されているお酒をあえて秋に燗してみるという試みですが、温めるとそれはそれで美味しい。というか強い。あとで冷静に考えると、ちょっと加水して温めるといいかも知れない。
- 川鶴酒造「炙りいりこ酒」
- ワンカップに炙ったいりこがついている。このころになると「アミノ酸!」としか言ってない。家に賀茂鶴の純米がちょっと残ってたので、これもいりこを入れて燗にしたら美味しかったし、炙ったいりこis正義という感じになってきた。
冷やしたもの
- 富翁のひやおろし
- 今回冷やしたのはこれだけだけど、暑い日だったんでもっと飲みたかった。富翁、なんか甘いイメージあってどうやろって思ったんだけど、-2度でキンキンに冷やすと甘みがまろやかになって透明感のある味わいになって、あっというまになくなった。