朝、お化粧してたら、なんか自分の顔が少し違う気がする。髪のクセの具合とか。季節が変わったのだと思う。すっかり秋めいている。
そんななのでメイクも秋っぽく。アイシャドウはAQMWのアイグロウジェムBR384 赤みのブラウンを指で伸ばしただけ、リっプはオペラのリップティントのローズレッド、チークはアディクションのチークポリッシュ、センシュアリーというパールの入ったローズベージュにした。なんかそういう気分だ。
服は黒の長袖カシュクールに黒白千鳥格子のタイトスカート、靴はベージュエナメルのバレエシューズ。髪は寝ぐせを生かしてちょっと巻いて、全体的にきれい目なマダム風(当社比)に仕上げた。アンニュイ。フレグランスはローズゴルデア。
negicco 聞いてたら流れでピチカートファイブが聞きたくなって、初期のはiTunesにあるので落としてベリッシマ聞いてた。
- アーティスト: PIZZICATO FIVE
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: CD
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音は古びを感じないかっこよさだし、まだ20代前半の田島貴男のヴォーカルは人間味があってみずみずしい。フィリーソウルを再構成したむちゃくちゃスムーズな音楽の上で、かわいい男の子のファルセットで鮮明に歌われる歌詞が全体的に不穏で暗く重いんだ。ついでに言うとだいたいくたびれたおっさん目線の歌詞だ。ずっと聞いてるとだんだん苦いものが上がってきて溺れそうな顔して仕事する羽目になった。
生きてるものは死ぬし、咲いたものは枯れて、はじまったものは終わる、みたいな当たり前のことを歌われるのがこんなに厳しいのだ。だいたい1980年代の音楽は大人を想定して書かれてて、でも、当時はそんな重く受け止めて聞いてなかったと思う。自分もくたびれた中年になったということだわ。若いころの死と、今になって思う死のリアリティは違うし、もっと年を取るとまた違ってくるんだろうと思うけど。
別に悲しいことがあるでもないのに悲しいような気持ちになって歩いて帰ってきた。やっぱり秋だ。